「スペースニュース・ダイジェスト」でデブリ談義
9月24日にアメリカの上層大気観測衛星UARSが落下しました。さらに10月末~12月頃にはドイツのX線観測衛星ROSATが落下予定。ともに大型の衛星で、落下物による危険が、現在の許容基準値「1回の落下につき、死傷者の発生の期待値が1万分の1人以下」を上回るため、ニュースにも大きく取り上げられました。このように、デブリ落下に関心が高まっているのをうけ、ポッドキャスト番組「スペースニュース・ダイジェスト」で、再びデブリ特集を組んで解説させていただきました。
前回(SP3)のデブリ特集では、主に軌道上での危険の話だったので、今回(SP8)は落下に重点をおいて、デブリの自然落下のメカニズム、予測の難しさ、宇宙法(落下物の返還、損害賠償)、ISSの廃棄案、などをお話ししました。
番組中で解説したことの参考リンクを紹介したいと思います。
----------
軌道上物体の情報サイト CelesTrak
→物体数の集計表 SATCAT Boxscore
→中の人のTwitterアカウント @TSKelso
NASAのデブリ研究部署 NASA Orbital Debris Program Office
→季刊ニュースレター Orbital Debris Quarterly News (ODQN)
上層大気観測衛星UARS
NASA(公式): UARS
ウィキペディア: UARS
Wikipedia(英語): Upper Atmosphere Research Satellite
X線観測衛星ROSAT
DLR(公式): ROSAT
ウィキペディア: ROSAT
Wikipedia(英語): ROSAT 英語のほうが詳しいです
再突入の直前情報はやっぱりTwitter
@UARS_Reentry
@ROSAT_Reentry
アメリカ国家偵察局のUSA-193(NROL-21)衛星をミサイルで破壊した件
ウィキペディア: USA-193
CelesTrak: USA 193 Post-Shootdown Analysis
ISSの廃棄案
SPACE.com: Details of NASA's International Space Station Disposal Plan Revealed
デブリ発生防止ルール
国際: Support to the IADC Space Debris Mitigation Guidelines (英語PDF)
米国: NASA Safety Standard 1740.14
日本: JAXA JMR-003「スペースデブリ発生防止標準」(ネット非公開)
宇宙法
JAXA 宇宙法データ集
・宇宙物体により引き起こされる損害についての国際責任に関する条約
・コスモス954号事件外交解決文書
お勧め参考書: 青木節子 著「日本の宇宙戦略」慶應義塾大学出版会, 2006年
| 固定リンク
« Facebook | トップページ | プラレール »
「航空・宇宙・天文」カテゴリの記事
- 論文掲載(2024.07.25)
- 書籍購入(2017.02.03)
- UZUME計画と、宇宙災害の書籍(2017.05.17)
- サイエンスカフェ@うきは(2016.05.19)
- 大野城で宇宙講演会(2015.05.12)

コメント