椅子と証明写真
明後日のアマチュア無線の試験の受験票に貼る証明写真を自作しました。
昔、銀塩写真のころも(時間があるときは)自分で撮って、白黒なら引き延ばし機を持っていていたので、自分で印画紙に焼いたものです。いまはデジカメで撮って、カラープリンターの写真画質で実用に耐えるので、簡単にできます。いまどき、街頭の証明写真機も中身はデジタルだしね。
自宅で撮影するときの最大の問題は背景でしょう。家具や壁掛けの物に埋められて、無地の広い壁は意外とないものです。壁から垂直にカメラまでの距離もとれないといけません。学生のころ住んでいた部屋では、ふすまを背景に使ったものです。今回は部屋の壁から、掛けてあるカレンダーや絵などの飾り物を、一時的に外して背景を確保しました。この壁は、ほとんど白ですが、薄いベージュに白で植物の模様が入っています。この模様をぼかすために、人物との間に距離をおき、レンズの絞りを開けて撮影します。顔面のてかりを防ぐのと、壁に影を落とさないため、フラッシュは天井にバウンスさせます。
さて、室内では十分な距離が取れないので広角レンズが必要で、使えるレンズはAFの18-200mmか、MFの24mm。両方で撮ってみました。MFでピントを合わせるためと、構図を決めるため、自分が入る位置に椅子(妻の鏡台の小さい椅子)を置いて調整し、フラッシュの当て方もいろいろ変えて試し撮りしました。
椅子ちゃん(なんとなく女性形)はとても綺麗に撮れたので、上半身だけスーツに着替え、自分がそこに入れ替わって、セルフタイマーで撮影。・・・あれれ、どうも綺麗に撮れない。撮影方法は同じなので、あとは被写体が悪い、椅子より悪いとしか思えない。それは直しようがないので、何枚かフラッシュの当て方を変えながら試し撮りしてみて、なんとなく分かりました。カメラと人物の距離が近いため、天井バウンスの角度が急(>75度)で、バウンス光がほぼ上から来て、顔がうまく照らされないようです。カメラの後ろも白壁だったら、そっちにバウンスさせるのですが、あいにく本棚。
新しく買ったフラッシュはワイヤレス増灯(カメラ本体の内蔵フラッシュの光で制御する)の機能があるので、これを試してみます。内蔵フラッシュを弱く焚き、てからない程度に顔を照らす。外部フラッシュはその辺に置き、真上に向けて広角に照射して、背景に光をまわらせ、人物の照明も多少柔らかくする。

これでどうにか使えそうな素材になりました。状況を把握してもらうため、あえてトリミングせずありのまま、周囲にどかした物品も写った全体像をお見せします。
採用したのはMFの24mm F2.8で撮ったもの。これでも壁の模様が完全にぼけていなかったので、結局Photoshopで加工することにしました。壁は薄いベージュでしたが写真ではピンクっぽく写りました。Photoshopの自動選択ツールで背景一帯を選択して、バケツ・ツールで一気に単色で塗りつぶします。本当は薄い水色にしたかったのだけれど、髪の毛の間から見えるピンクの壁が除去できず不自然になるので断念。違和感のない程度に、ごく薄いピンクで塗りました。頭の影も少し壁に映ってしまったので、自動選択→バケツ塗り。
割と簡単に、背景の手直しができました。
これを、写真専用のプリンタ用紙で24mm×30mmに縮小印刷して完成。
今度からは、職場の大きな白壁で撮影しよう。
#いまさら顔にモザイクかけたところで、職場のページに晒してしいるから無意味なんだけど。
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コメント
この辺りをさらっとやってしまうのは、相変わらずとはいえ、さすがですね。
投稿: dtk | 2007年4月14日 (土曜日) 22:24