カテゴリー「文化・芸術」の8件の記事

2009年6月11日 (木曜日)

不来梅的城市楽手

職場の別グループで面識のなかった人なのだけれど、廊下でふとこちらの顔を見て思いついたように、
「ちょっと助けてもらえないだろうか・・・中国人ですか?」
「いや、日本人だけど。」
「中国語と日本語の見分けはつく?」
「うん。」

聞くと、上司が中国へ出張するのに、お土産として「ブレーメンの音楽隊」の絵本を用意したのだけど、ほんとうに中国語版かどうか自信がないので、確認してほしいとのこと。

オフィスに案内されると、ラッピング済みの絵本が数冊。
透かして見ると「不来梅的城市乐手

「大丈夫、まちがいない。中国語だよ。」

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2009年5月24日 (日曜日)

偉人Straße

ブレーメンの町の通り(Straße)の名前は、偉人の名が冠してあるものが多いです。
音楽家、画家、政治家、科学者
ブレーメンゆかりに限らず、主にドイツ語圏から登用しています。

うちの近所は音楽家が多いようです。(クリックで地図表示)
Franz-Liszt-Straße
Brahmsstraße
Joseph-Haydn-Straße
Schubertstraße
Beethovenstraße
Schumannstraße
Richard-Wagner-Straße
Händelstraße

はじめ、冊子の地図の巻末索引で探していて、それからGoogleマップで検索できるのに気が付きました。

科学者は、うちの近所にはないですが、こんな人々が見つかりました。
Einsteinstraße
Max-Planck-Straße
Helmholtzstraße
Curiestraße
Fahrenheitstraße
Keplerstraße
Olbersstraße
最後だけはブレーメンで活躍した人です。観測できる宇宙が無限なら、空が無限に明るくなるはずという「オルバースのパラドックス」で有名な天文学者。

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2009年5月21日 (木曜日)

Kirchentag

今日はHimmelfahrt(昇天祭)で祝日。
 ちなみに、Himmelは「天国」、Fahrtは「(乗り物で)行く」

昨日からのKirchentag(教会デー)で、ドイツ中から人があつまって、町中にあふれています。昨日の大学からの帰りも、その関係か路面電車が運休して、バスで代行運送されていました。

堅い行事から、お祭りっぽい催しまで、町の各地で開かれているようです。うちの近くだと、中央駅の北側のメッセ前広場でロックコンサートが行われています。うちのあたりまでドンスカ聞こえてきます。

信者ではないけれど、貴重な機会なので、どんな感じか見に行ってみました。

中央駅の周囲がすごい人だかりでした。一部、歩行者天国化。駅の中で何か食べようと思ってきたけど、行列を見て断念。人ごみでの感染も怖いし、雰囲気だけ味わって退却。

サマータイムで遅くまで明るいので、夜10時半まで音楽が聞こえていました。

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UEFAカップ決勝は、ブレーメン負けちゃいました。

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2009年5月18日 (月曜日)

30歳の試練

独身で30歳の誕生日を迎えた男性に対する、手荒い祝福の儀式。

街頭で、友人らが瓶の王冠をちらかし、祝われる物は仮装をしてそれを掃除する。通りすがりの未婚女性にキスをしてもらえるまで、止められない。晩婚化に対してプレッシャーを与えるのと、ここにいい男がいるのを公衆に披露する意味があるんだとか。この風習の範囲はドイツ北部のようです。30歳目前で留学する人は覚悟下さい。ブレーメンでは、大聖堂の階段でやるのが正式のようですが、今週はキリスト教の大きな集会が開かれているので、場所を変えて川沿いの歩道橋の階段でやりました。川に面してカフェが建ち並び、テーブルのお客さんたちから注目の的です。

今日の主役は、メキシコ人だったので、即席の民族衣装っぽいものを、同僚がこっそり用意しました。アイブロウペンシルで、それっぽい口ひげまで書かれてます。ほうきの柄も、掃きにくいように、わざとふにゃふにゃに加工。職場でもこのために、飲み物の王冠を、捨てずに貯めているほどの公式行事。

通りかかる若い女性に、メキシコらしく熱烈に「セニョリ~タheart04」とアタックするものの、そう簡単には応じてもらえません。平均15分から30分くらいだそうです。それでも「今日は天気が良くて、人通りが多いから彼はラッキーだ」とのこと。15分くらいで、優しい美女から救いのキス(頬)がもらえました。(メキシコの風評被害がなくてよかった。)
携帯のカメラの起動が遅かったので、ハッピーエンドのシーンを撮りそこねました。coldsweats01


今日の衣装は簡単なほうらしい。今までの傑作衣装の話を聞きました。
「宇宙服」
宇宙船に乗り込むときのように、手提げの生命維持装置。
中にウオッカの瓶、チューブで口元に供給。
「ロケット」
足下の筒が狭くて歩きにくい。
ブースターからはスモークが出る。
同じく、液体燃料つき。


-----参考リンク
Bremen公式サイト内 注目すべきもの 4. 大聖堂の階段掃除

5月20日-Shitaya-web ブログ @ Helsinki(ハンブルクの例)
酒は憂いの玉箒:☆未婚ドイツ人男性☆30歳の誕生日☆(ハノーファーの例)
Happy-go-Lucky:独身男の三十路祭

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2009年4月19日 (日曜日)

海外博物館

今日はÜberseemuseum(海外博物館)へ行きました。
公式サイト:Überseemuseum Bremen

Bremen中央駅前にある立派な建物。ん、鳥居も展示の一部か?

展示は大きく3分野で、
・世界の文化や動植物
・生物の進化
・Bremenの貿易
これらが関連するよう展示されています。

2003年の改装以降、とくにオセアニアとアジアが1階で大きく展示されているとのこと。
入ってすぐ、大きなアトリウムがオセアニアのブース。双胴カヌーや、祭事に使う先祖の像や、かぶり物が圧巻です。

一階奥はアジアのブース。

日本庭園、茶室、鯉のぼり。写真ではよく見えませんが左奥の神社は、お稲荷さんでした。そのほか、日本に関しては、仏像や神棚、徳川家の籠、1970年代のトヨタ・セリカ、稲作などが展示されていました。

日本文化の一端

キティちゃんや、マンガは基本として、萌えフィギュアとか、キャップのおまけのフィギュアは、近年追加されたものにちがいない。


5月まで特別展「Sitting Bull」をやっていて、これも見ました。
上の建物の写真でも見えますが、19世紀のアメリカ先住民スー族の、首長タタンカ・イヨタケの生涯と彼らの文化に関する展示です。「Sitting Bull」は彼の愛称です。米軍第7騎兵隊を滅ぼすが、一族でカナダに待避。後に米政府に投降し、保留地生活へ。という人物だそうです。
ウィキペディア「シッティング・ブル」

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2009年3月26日 (木曜日)

ハーメルンではない

「ブレーメンに行きます」と言うと、何人かから「あの『笛吹き男』の?」と聞かました。「笛吹き男」はハーメルンのお話、ブレーメンは「音楽隊」です。どちらも有名な童話で、ともに音楽にまつわるので、間違えやすいようです。

邦訳では「ハーメルンの笛吹き男」ですが、当地では「ハーメルンのネズミ捕り男(Rattenfänger von Hameln)」という表現。13世紀に子供が大量失踪した史実から発生した寓話だと言われています。

「ブレーメンの音楽隊」はグリム童話。彼らは結局、ブレーメンにはたどり着いていないことに注意。

ウィキペディア
ハーメルンの笛吹き男
ブレーメンの音楽隊

  

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2006年10月18日 (水曜日)

訃報:木村尚三郎 先生

「歴史学者、エッセイストの木村尚三郎さん死去」(10月18日 asahi.com)

大学の一般教養科目で木村尚三郎教授(当時)の「西洋史」を受講しました。大学生になってはじめての学期でのことだったので、高校までの歴史の授業のようなchronologicalな出来事の解説でなく、講師が自分の好きなことを掘り下げていくスタイルの講義に、新鮮味を感じた覚えがあります。
一般教養科目は、理系の者には退屈なことが多いものですが、木村教授は話が巧みで、聴いていて面白かったです。

ご冥福をお祈りいたします。

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2006年1月31日 (火曜日)

池下章裕 リアル・スペース・アート展 はやぶさから未来へ

今日は、JAXA総合技術研究本部(調布)へ出張。エレクトロ・ダイナミック・テザーに関する研究打ち合わせです。

打ち合わせが予定より早く終わり、夕方少し時間ができたので、同行の学生2名も誘って、折しも銀座で開かれている、「池下章裕 リアル・スペース・アート展 はやぶさから未来へ」を見に行きました。有楽町駅で下車し、webからダウンロードしておいた地図を頼りに、柴田悦子画廊へ。銀座にはこのような小さな画廊がたくさんあるのは知っていましたが、訪れるのは初めてです。

平日の午後5時少し前だったせいか、客は我々だけ。オーナーの柴田さんに、にこやかに迎えられ、「九州から来ました(仕事のついでですが)」と告げると、驚き、喜んでくれました。そういえば、芳名帳で私の前は徳島のプラネタリウム「あすたむらんど」の方でした。今日は、遠方の客の当たり日ですね。

ちょっと席を外していたところだったのでしょうか、観覧し始めてすぐ、作者の池下さんが戻ってこられ、いろいろとお話を伺いながら作品を観ることができました。サンプラーホーンの貫通強度試験を、九大が担当したこともご存知だったのにはびっくり。

今回の展示の中心となるのは、臨場感あふれる「はやぶさ」の勇姿の数々。M-Vの打ち上げに始まり、イトカワへの接近、降下、ミネルバ放出、そしてタッチダウン、プロジェクタイル発射、の各フェーズの絵。イトカワ表面については、観測結果を反映した、大岩ゴロゴロのバージョンも追加制作されていました。(さらに「犬座り」状態の絵も描こうかな、とおっしゃっていました。)
続いて、地球帰還、カプセル分離、パラシュート開傘の想像図を見ると、「この絵が現実になって欲しい。帰ってこい、はやぶさ!」と願わずに居られません。

その隣は、火星軌道上の「のぞみ」の絵です。「恐るべき旅路」が思い出され、切なくなります。

それから、Voyager, New Horizons, JIMOなど米国の探査機。木星や土星の衛星地表からの風景、未来の想像の宇宙探査、など。探査機が未踏の天体の風景は、最新の観測結果を反映させつつ、イマジネーションも入るわけですが、それも科学的考察に基づいたものです。これらの絵から、池下氏はアーティストである上にサイエンスの造詣も非常に深いことが分かります。「科学者あるいはエンジニアの目から見て、疑問に思うところがあったら教えてください。」とのこと。
はやぶさ到着以前に描かれたイトカワ表面も、想像する過程でのお話を伺うことができました。また、土星の大気上層から眺めた、雲海の向こうから立ち上がるリングの絵では、地平線付近の大気による屈折の影響で、リングが歪んで見えるかもしれない、という説があるそうです。

途中で、発明協会の方が訪れ、雑誌「発明」に掲載する写真のモデルとして参加させてもらいました。作品を解説する池下氏と、感心して眺める来観者、という構図で。

「格好いい」「こんな宇宙船を作りたい」「こんな世界に行ってみたい」と思えるような、リアル・スペース・アートを眺めると、これからの研究へのモチベーションが上がりますよ。今週いっぱい、2月4日までですので、近郊のかたは是非覗いてみてください。

私の趣味につきあわせた学生たち、ちょっと困惑していたかな。


JAXA/ISASイベント情報より

「宇宙航空研究開発機構/宇宙科学研究本部」主催
池下章裕 リアル・スペース・アート展
はやぶさから未来へ
昨秋、小惑星イトカワへの着陸で大きな話題となった探査機「はやぶさ」。その勇姿をCGで見事に表現し、実写を超えている、と現場の研究者たちをも唸らせた池下氏、初の銀座個展である。その透明な世界をご堪能ください。
 
日時:2006年1月28日(土)~2月4日(土)
AM12:00~PM7:00(日・祭日はPM6:00)
場所:銀座 柴田悦子画廊
東京都中央区銀座1-5-1 第3太陽ビル2F
TEL:03-3563-1660


関連リンク

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