カテゴリー「ドイツ」の110件の記事

2010年7月23日 (金曜日)

COSPAR 帰路

学会の会期は25日(日曜)まで、学術セッションは24日(土曜)までですが、私と上司は今日から帰路です。

ブレーメン出発がお昼頃なので、午前中にちょっと学会会場に寄って、無線LANにつないで最後のメールチェック。

ブレーメンからフランクフルト空港までは、往路と同じくICE。ただし、往路はハノーファー経由(東回り)でしたが、今度はケルン経由(西回り)。ケルンで乗り換え時間が1時間ほどあったので、駅のすぐ前にあるケルン大聖堂に、ちょっと寄ってみました。
完成に600年かかった、157mの双塔が圧巻です。
内部も天井が高く、すいこまれそうな感じ。
ステンドグラスも美しい。
階段で塔に登ることもできるのですが、時間と体力を考えて、今回は止めました。

さて、ICEは営業運転の最高速度300km/hの超特急といっても、その速度を出せるのは高速路線のみ。いままで乗ったことのある路線では、昨年のハンブルク→リューベックは在来線で120km/hくらい。今回の往路のうちフルダ→ハノーファー間は一応高速線で、速度表示を見ていませんが体感で200km/h弱。この帰路のケルン→フランクフルトは、在来線と並行してほぼ直線に作られた高速新線で、250km/h以上を体験できました。
参考:ウィキペディア「ドイツの高速鉄道路線」
写真はフランクフルト空港駅にて。連結部。

それから飛行機。(下記の時刻は定刻)
フランクフルト 21:05(実際は1時間以上、出発が遅れました)
 → 成田 24日15:25(日本時間)
成田 19:55 → 福岡 21:55

自宅に帰着は23時半ごろ。

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8月13日
遅くなりましたが、ここまでのCOSPARの記事を加筆し、写真を掲載しました。
記事中に引用してある写真は一部で、全体はこちらのアルバムをご覧ください。
http://gonzaburou.cocolog-nifty.com/photos/cospar2010/

COSPARの学会公式フォト・ギャラリーはこちら。
gallery COSPAR 2010

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2010年7月22日 (木曜日)

COSPAR 5日目(ちょっと観光)

自分の発表が終わって気楽になったので、今日は午前中に少しだけ観光しました。
ブレーメンの見どころは、去年の滞在時にほとんど見ていたので、そのとき見そびれていたところです。
(写真クリックで拡大)

ブレーメン空港の航空宇宙展示室 Bremenhalle
空港内の案内表示が目立たないのですが、とりあえず屋上の展望デッキ方面へ向かえば、見つけられるでしょう。小さいのですぐに見終わります。入場料もお手軽な€1.50。

レトロな航空機 Junkers W33 "Bremen号"

シャトルの貨物室に搭載する宇宙実験室 Spacelab
   

空港のロビーにもISSの模型が吊ってあります(無料)
 

聖ペトリ大聖堂
大聖堂内は以前に見たことがあったのですが、塔はまだ登っていませんでした。
エレベータは無く、265段の狭い螺旋階段を登ります。€1.00。
 

それから、大聖堂に近いSchnoor地区で、研究室へのお土産を購入。

菓子類のお土産は、割高なお土産屋さんではなく、スーパーで購入。

午後から、学会に戻って月探査のセッションを聴講。

夜は、デブリ関係の研究者と連れだって、Beck's Bistroで夕食。

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2010年7月21日 (水曜日)

COSPAR 4日目(発表)

午前のセッションで自分の発表。デブリの落下促進装置のアイデア提案と、実現性の検討について。流暢ではないものの、落ち着いて話すことができました。
考えてみたら今までの英語発表って、ポスター発表、小さなワークショップ、日本でやる国際学会もどき、だけで、大きな国際学会でのオーラル発表って、実は初めてでした。そんな気がしなかったので、とくに緊張せずに済みました。昨年までボスが外国人だったのと、昨年のZARM留学も、英語への抵抗を減らしてくれたと思います。

デブリ関係者で昼食後、いったんホテルへ戻り、スーツから楽な格好に着替えて、午後のポスターセッションへ。

EADS Astriumが、デブリ捕獲の案をいろいろ出していました。投網、触手、テザー、sPACeMAN。
CO2排出権取引に似せて、デブリ除去と排出を取り引きするという、ビジネスアイデアもありました。

夕方、折しもブレーメンに留学中の、うちの研究室の学生2人と会い、Schlachte地区のレストランで食事。

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2010年7月20日 (火曜日)

COSPAR 3日目

今日は一日中、デブリのセッション。
今回のCOSPAR会場の、プレゼンマシンはすべてMac。Windowsで作ったプレゼンが、正常に表示できるか、speaker ready roomで事前にチェック。意図せず全角文字が入っていて、ちょっと変になっていたのを修正しました。もちろんキーボード配列がドイツ版で、YとZの位置が逆なので、HIRAZAMAと打ち間違えないように注意。

夕方のポスターセッション、長居するとビール漬けになって、明日のプレゼンの練習ができなくなるので、早々に撤退。ホテルでスピーチ内容の作文をする。

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2010年7月19日 (月曜日)

COSPAR 2日目(パーティ)

午前中はホテルに籠もってプレゼンの用意。自分の発表は明後日です。
ホテルのホームページには「無料の無線LAN」と書いてあったのに、繋がらないのでフロントで聞いてみると、「ロビーおよび一部の客室では無料、それ以外の客室からの利用はバウチャーを購入してください」とのこと。そんなに切羽詰まっていないので、客室からはインターネット接続せず、書くことに専念することにする。

とりあえず形になったので、お昼前に会場に行って、プレゼンをアップロード。これで一安心。今後は改訂しつつ、差し替えアップロードをすればよい。午前のデブリ観測のセッションは、終わりのほうだけ聴講。

お昼、会場内のフードコートは高いので、駅ビルのファストフード街で中華にする。

今日はブレーメンも暑く、30度くらいあったらしい。会場のフリードリンクでは、コーヒーより水が人気なほど。

17時からエキシビションがオープン、シャンパンが振る舞われました。
ZARMの展示ブースで、昨年の滞在でお世話になったダニエルと再会。他にも何人かZARMの知り合いが、COSAPRスタッフTシャツを着てアルバイトをしていて、会うことができました。

宇宙教育のブースでは、学生支援などでお世話になっている、JAXA宇宙教育センターのAさんにお会いしました。向井飛行士にもお会いしました。

18時から開会セレモニー。普通は初日にやるものだけれど、スケジュールの都合か2日目に。音楽隊の鶏・猫・犬・ロバが、宇宙に飛び出して、不思議なものと出会うという、パフォーマンスをはさみながら、ZARM所長、ブレーメン州知事、COSPAR会長ら、来賓の挨拶と、各awardの授与式。

20時から、レセプションパーティ。大量のBeck'sビールと、ドイツ料理!

学会のレセプションって、料理が足りないことがよくあるのだけれど、今回は食べきれません。大道芸や、射的などの遊戯露店、回転ブランコもあり、去年見たイースターのお祭りを圧縮したよう。パーティは23時までだったけれど、22時半くらいで帰りました。

高緯度のうえ夏時間なので、22時くらいまで明るいです。

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2010年7月18日 (日曜日)

COSPAR 初日


まずは会場に行って、名札と学会バッグなどを受け取る。
会場の無線LANにも繋がりました。

日曜日だけれど、今日から学術講演開始です。
COSPARは理学寄りなので、天文学や惑星科学、宇宙物理の発表が多く、私のような工学系は少数派。聴講して理解できるセッションが限られてしまいます。私が発表するスペースデブリのセッションも、宇宙天気やメテオロイド(微小隕石)に近い分野分けです。

午前中は「外惑星の活動的な衛星」というセッションで、土星のTitan探査の話を聞きました。午後はデブリ観測のセッション。

夕方のポスターセッションでは、地元のBeck'sビールが振る舞われました。見て回ると、今日は太陽物理、ガンマ線やX線天文学、磁気圏、電離圏といった発表が多かったです。日本の天文衛星「ひので」や「あかり」を使った海外の研究者の発表も多く、こういった国際貢献はもっと国民に知ってもらうべき。

日本人も多く来ていますが、理学の人のようで、知り合いは少ないです。

夕食は、九工大グループと一緒に、駅前のギリシャ料理屋さんへ。

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2010年7月17日 (土曜日)

COSPAR 往路

第38回COSPAR(Committee on Space Research:宇宙空間科学研究委員会)大会に参加するため、ドイツのブレーメンへ。今日は往路。

朝4:45に起床し、5:20に自宅を出発。
福岡7:10→成田8:55
成田12:15→フランクフルト17:20(日本時間24:20)
そこからICE(超特急)でブレーメンへ。
ブレーメンでホテルに着いたのが23時くらい。日本時間で翌日朝6時なので、ドアtoドアで24時間強です。とりあえず、バタンキュー。

ブレーメンは1年ぶり3回目です。最初は2003年秋のIAC(国際宇宙航行会議)。2回目は昨年、ZARMに3ヶ月研究滞在していたので、すっかり勝手知ってる土地。到着してもまったく違和感無し。

日本では「ブレーメンの音楽隊」くらいしか知られていないと思いますが、ブレーメンは科学技術都市でもあり、とくに宇宙に秀でています。日本の筑波か相模原のような所でしょうか。
ブレーメン大学内の研究所として、無重力実験の落下塔で有名なZARMがあり、ZARMに隣接してDLRの支所もある。(ZARMがISASのようなもので、DLRはNASDAのようなもの?)
ISSの欧州モジュール「コロンブス」や、無人輸送機ATVは、EADS Astriumのブレーメン工場で製作されました。

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2010年3月27日 (土曜日)

英語・ドイツ語

NHKの「えいごであそぼ」の今年度版DVD、Amazonに予約注文していたのが届きました。
昨年と一昨年のも持っており、息子のお気に入りです。

自分が英語で苦労していることを省み、これからますます必要になる時代を生きるだろう息子には、後で苦労しないよう願い、昨年から英語を習わせています。習うというより、英語保育なのですが。この歳からなら、本人は遊んでいるつもりです。

すでに耳と発音は私よりいいみたい。外国人に対する抵抗感が着かないのもいいですね。先日、研究室のメンバーに会わせたら、オランダ人のボスや、米・独・仏の留学生にもご挨拶できました。

ラビインターナショナルスクール
イオン伊都店の片隅にあります。もっと存在を知られてもいいと思う。
・・・というか、生徒が増えてくれないと、撤退してしまわないか心配なので、宣伝。


ところで、息子の英語に対し、ふざけてしばしば「ちなみに△△語では○○だよ」と言っています。たいていはドイツ語をネタにします。昨年ドイツに3ヶ月滞在した関係で、会話できるほどではないけど、多少の単語を知っているレベル。そんなことをしていたら、息子の方から「○○はドイツ語で何て言うの?」と逆襲してくるようになりました。「パン」とか「電車」とか「犬」ならドイツ語を答えられますが、だんだん難しい質問をしてくるようになりました。(妻からは「墓穴だよ」と、からかわれています。)

最近の難問は、
「(英語のbowwow)犬はドイツ語で何て鳴くの?」
→辞書で調べたよ、「Wau Wau(ヴァオヴァオ)」

「海苔巻きは?」
→そんなの、英語でも知らん!

ドイツ語が分からない語を問われ、「辞書で調べておくよ」と何度か答えたら、そのうち息子のほうから「しらべてね」と言ってくるようになりました。

「ありがとう」と「こんにちは」は、日英独仏韓中くらいを吹き込んでみています。先月、オリンピックを見たことも印象深かったようで、世界にはいろいろな国、いろいろな言葉がある、という概念は分かっているようです。

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2009年6月23日 (火曜日)

おみやげ

ドイツから順次4箱送った荷物のうち、2箱目まで無事に届いていました。
1箱目は、滞在後半では使わない書籍
2箱目は、おみやげ(お菓子)
3箱目は、帰国直前まで使った書籍
4箱目は、おみやげ(おもちゃ)

2箱目のお菓子が間に合ってよかった。
研究室でおみやげを配りました。

ブレーメン銘菓、Hachezのチョコ+粗品。

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2009年6月22日 (月曜日)

感謝

今回の研究滞在で、ZARMの人たちは親切で、ずいぶん助けてもらいました。
街でも、ドイツの人たちは外国人に寛容で、嫌な経験はありませんでした。

そもそも、この機会を紹介してくれた教授。

快く送り出してくれた、上司・同僚・学生にも感謝しています。不在中は、いろいろ不便や、仕事のしわ寄せをかけたことと思います。これから、貯まっている仕事を片づけます。

家族にも心配をかけたことと思います。

この3ヶ月、病気・怪我・事故・犯罪がなく過ごせたのも幸運でした。
環境の変化にデリケートじゃない、自分の体質に感謝。

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今日は年次休暇をとっており、疲れと時差ぼけで午後に起床してから、夕方に大学に顔を出して、挨拶だけしました。教授も学生も、私がビールとソーセージで肥えて帰ってくると予想していたようで、変わってないので驚かれました。帰宅してから計量してみたら、むしろ2kg減っていました。

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