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2011年8月21日 (日曜日)

大刀洗平和記念館

福岡県筑後町にある大刀洗平和記念館に行ってきました。
ここは昔、陸軍の航空基地で、飛行学校や工場もありました。そのため戦争末期になると激しい空襲を受けたり、ここで練成された兵士が鹿児島の知覧基地から特攻に出撃したりと、悲しい歴史のある場所です。

展示されているのは、南方で発見され修復された零戦三二型。(これだけ撮影可)

もうひとつ大きな実機は、博多湾のアイランドシティ工事の際、海底で発見され引き揚げられた、陸軍九七式戦闘機。傷んだ質感を残して形状を復元されています。これは特攻に参加するため朝鮮の基地から板付基地(今の福岡空港)に移動中にエンジントラブルで不時着水した機体です。パイロットは漁船に救助されたのですが、数日後には別の機体で板付から知覧へ移動し、特攻に散ったそうです。

天井には、B-29の平面輪郭だけですが金網で実物大に示してあり、それが館の大きさいっぱいで巨大さがわかります。体当たり専門部隊まで作ってB-29と戦った二式複座戦闘機「屠龍」も、B-29と比較できるよう輪郭だけ示してありました。

ほか、たくさんの航空模型、当時の生活をしのばせる物品、、軍の装備品、基地の記録写真、当時の隊員が撮影した近隣の航空写真、空襲の犠牲者の遺影、など。

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飛行機を見たかったというのもありますが、夏のこの時期ですし、戦争を忘れないように見ておきたかったのです。

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