衛星設計コンテスト
今日は第18回衛星設計コンテストの最終審査会。いつもは東京で開催なので、九州からは出場学生の旅費を出すので精一杯で、自分は大学に残り、双方向中継での遠隔参加しかしたことがありませんでした。今回は初めての試みとして、宇宙科学技術連合講演会と連携させて、静岡での開催です。会場は静岡科学館る・く・る。私も宇科連の出張を1日延ばし、初めて生で見ることができました。残念ながら今回、九大チームは一次審査(書類)で落ちてしまい、最終審査(プレゼン)に残れませんでした。他校の発表を聴くだけです。
関係者や参加者からもよく聞く意見なのですが、せっかく「設計の部」と「アイデアの部」に分けてあるのに、最近はアイデアの部でも設計が厳しく問われ、両部門の棲み分けがあいまいになってしまっています。これでは「設計の部A」「設計の部B」です。アイデアの部では、アイデアの根幹となるミッション機器の設計は厳しくてもいいでしょうが、衛星バス部の設計の甘さは許してでも、斬新なアイデアを見たいところです。そういうアイデアが昔より出にくくなったように思います。
・・・そして審査の結果、今回のアイデア大賞は「該当無し」でした。
審査員からの質疑だけで時間いっぱいで、会場からの質問を受ける余裕が無かったのも残念でした。
特別講演はJAXAのIKAROSチームの澤田さん。学生時代には衛星設計コンテストで賞をとり、最初期のCanSatとCubeSatも開発したかた。彼だけでなく、JAXAにはこのような若手が増えています。いま衛星設計コンテストをやっている学生にとっては、その先につながる目標の一例として、非常に刺激になったことと思います。
聴講しながら、Twitterでつぶやいたものを、Togetterでまとめました。
富士山静岡空港から福岡へ、帰路の機体はFDAの3号機、ピンクのちびまる子ちゃん号でした。
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