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2010年9月の2件の記事

2010年9月12日 (日曜日)

H-IIAロケット18号機打上を福岡から撮影

H-IIAロケット18号機(準天頂衛星「みちびき」)の打上を、福岡から撮影に挑戦しました。

みちびき特設サイト

まずは下調べ。

以前、7号機(ひまわり6号)打上を九州南端の佐多岬付近から見たときの経験から、遠方からでもよく見えるのはSRB-A(固体燃料ブースター)がオレンジの炎を出して燃焼している、打上直後まで。メインエンジン燃焼の光は淡いのでよく見えません。
YouTubeに公開した動画
このときは日没直後の打上で条件がよく、地上は暗いけどロケットには陽があたっていたので、SRB-A分離後の1段目ロケットの飛行も、太平洋岸を中心にかなり遠方から目撃されています。各地の目撃報告をまとめた記事を書きました。
「H-IIAの飛行はどこまで見られたか」2005年3月2日

SRB-A燃焼部分がどの方位・仰角に見えるか、今回の打上の公開情報「平成22年度夏期ロケット打上げ計画書(PDF)」に掲載された飛行シーケンスで計算すべきですが、ちょっと時間がなかったので、ほぼ同じ経路だった11号機(きく8号)打上のとき、鹿児島・福岡・大阪・東京からの見え方を計算したものを参考にしました。
「H-IIA 11号機の見えかた予測だぞぅ」2006年12月4日
福岡から南南西の仰角8度くらい。自宅から南にある山よりは上に現れそうです。
大阪からは南西の仰角3度くらい、東京からは南西の水平線下ですが、その後の第1段の軌跡が見えれば福岡より高くなるはずです。

また、ロケッこさんがGoogleEarthを使って、各地からの見え方を予想した画像も参考になります。
ロケッこがゆく「打ち上げ1週前」2010年9月3日

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さて、20時17分の打上に先立ち、南向きのベランダにビデオカメラと、デジタル一眼レフをセットし、ネットでの中継を見ながら待ちます。ネットの中継は数十秒遅れていることがあるので注意します。方位角がよく分からないので、広角でおおまかに南南東に向けます。打上少し前からビデオは撮影開始。

そして打上。南の低空に目を凝らす。・・・しばらくして、自宅から南にある背振山~雷山の稜線に、上昇する光が見えました!

(クリックで拡大)

あいにく、ちょうど鉄塔と重なって見苦しい写真になってしまいました。このSRB-Aの明るい光は5秒ほどで見えなくなってしまいました。

その後は肉眼ではもう見えなかったのですが、もう1コマ撮影したものを画像強調してみたら、第1段ロケットの白く淡い光跡と、分離した2個のSRB-Aの赤い光が写っていました。

(クリックで拡大。さらに「View full size」にしてみてください)

ビデオでも撮影できました。でもあまり期待しないでください。

一眼レフのほうをメインにしていたうえ、どこから上ってくるか予想できなかったので、ビデオは広角・固定で放置していました。高感度モード(スロー露出)なので、動きもカクカクです。場面の右下のほう、鉄塔の向こうに見え隠れしながら、SRB-Aの光が動いてゆきます。

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2010年9月 1日 (水曜日)

きりがわるい

子供は親の言葉を真似して覚えるものだと言いますが、最近の息子が使うようになって、はっとさせられた言葉が「きりがわるい」

遊びに夢中になっているとき
親「そろそろトイレじゃない?」
息子「やだー!ぼくきりがわるいから」
・・・これは正しい

食事中、ふざけて箸が進まないとき
親「早く食べなさい!」
息子「だって、ぼくきりがわるいの」
・・・これは意味不明です

おそらく、私たち親が何か作業中に、
息子「ねえ、あそぼうよ」
親「ちょっと待って、きりがわるいから、これ終わってからね。」
とか言うやり取りが何度かあり、どんな誘いも断ることができる便利な言葉と学習したのでしょうね。

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