CPUヒートシンクの目詰まり
自宅のデスクトップPC、VAIO PCV-HS73(2003年モデル)
昨年ぐらいから、本体内部のCPU冷却ファンが常に全力で回って、音が大きく耳障りになってきました。重い処理をしているときや、室温が高い時にそうなることはありましたが、冬場や無処理時にも全力で回っているのです。最近とくにひどくなったので、原因調査をしました。
以前、類似機種で、PC筺体の通気孔が埃で目詰まりして、音が大きくなったことがあったので、エアーダスターで掃除してみましたが、改善せず。
参考記事:猛暑で熱暴走(2007年8月10日)
また、以前このマシンはチップセットのヒートシンクが自然に脱落し、熱暴走→故障→無償修理したことがあったので、本体を軽く揺すってみたけれど、中で物が脱落している気配は無し。
参考記事:いろいろ修理(2005年5月9日)
では、本体内を確認してみよう。この機種、筺体が開けにくくできているので、まだ開けてみたことがありませんでした。「VAIO HS 分解」で、開け方を調べてみました。(メーカーは推奨しません。自己リスクで。)
参考ページ:scrap86percent「VAIO HSシリーズの整備」
ここで筺体の開け方が写真入りで解説されています。そのうえ、私が経験した「ヒートシンクが外れる」「液晶モニタの内蔵カメラ故障」についても「特有のトラブル」として紹介されている!
さて、初めて筺体を開けてみると、ヒートシンクはチップセットに小さい物、CPUには大きくてファン付きの物、どちらもちゃんとついていました。次に、溜まった埃をエアーダスターで掃除します。そこで原因を見つけました!CPUのヒートシンクとその上に乗った冷却ファンの隙間に、埃がびっしり膜のように張り付いていました。ファンから吹き下ろされた気流は、剣山のようなシートシンクの上から流れ込みますが、剣山の頂部に埃が引っ掛かると、さらに小さな埃も引っ掛かりやすくなり、膜を形成していったようです。それでCPUが冷えないので、ファンが頑張って回転し、ますます埃を集めてしまう。
ここを掃除して、パソコンを組み立てなおしたら、前のように静かになりました。
めでたし、めでたし。
研究室のウェブサーバーのファンも常に高回転でうるさいので、あとで確認してみよう。
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