ソーラーセイル「IKAROS(イカロス)」を応援しよう
金星探査機「あかつき」と相乗りする、小型ソーラ電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」では、メッセージ搭載キャンペーンを行っています。
©JAXA/JSpEC
応募締切は3月14日で、50文字までのメッセージがDVDに記録されて、IKAROSに搭載されます。さらに2月28日までの先着20万名は、アルミプレートにも刻印して、帆の先端にあるおもりに搭載されます。
ソーラーセイルというと、大学院での恩師である、宇宙科学研究所の長友信人先生も研究に取り組んでいたのを思い出します。当時、開発中だったアリアンV型ロケットの初号機の試験ペイロードとして、日・米・仏のソーラーセイルを打ち上げ、月を目指す「ルナカップレース」という構想があり、修士課程の先輩もその最適軌道の計算を修論にしていました。
ルナカップに向けて設計されていた、ISAS艇のセイルはもちろんミウラ折り。三浦公亮先生と長友先生の共著で、1993年に丸善から一般向けの科学書として「ソーラーセイル 宇宙帆船とルナカップレース」という本が出ていましたが、残念ながら今では絶版です。
三浦先生はご健在で、先日はNHKの「爆笑問題のニッポンの教養」に出演され、ミウラ折りのソーラーセイルを紹介されていました。
長友先生は惜しくも一昨年に他界されましたが、趣味でもヨットを愛されていましたし、いよいよ飛翔する日本のソーラーセイルを、宇宙で待っていることでしょう。
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コメント
締切が3月22日まで延長されました。
投稿: ごんざぶろう | 2010年3月11日 (木曜日) 13:46