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2010年1月16日 (土曜日)

センター試験

センター試験、今年は「リスニングテスト監督補助者」を担当しました。初日の夕方だけなので、フル出場の試験監督に比べれば楽な担当です・・・ただし、何事も起こらなければの話。リスニングは例年、機器トラブルがニュースになるし、他の科目より作業量が多く、試験中の事故対応のフローチャートが複雑なので、たいへんな緊張をもって試験に臨みます。だからこの時間だけ増員されるのが、リスニングテスト監督補助者というわけです。

試験そのものの対応に加え、一昨年頃からはノロウィルスにの嘔吐対策、今年はさらに新型インフルエンザ対策マニュアルも追加されました。

ICプレーヤー式のリスニング試験も、今年で5回目になり、ハードウェアも実施手順もだいぶ改良されました。

  • 今までメモリースティックだったのが、SDカードに変わりました。
    (はじめの投稿時「miniSD」と書きましたが、標準SDの誤りでした。
  • 底面に滑り止めのゴムがつきました。今までは、机が傾斜した試験場では、原始的ですが輪ゴムが配布されて、プレーヤーに巻き付けるよう指示していました。
  • 監督のマニュアルのうち「リスニング試験事故対応要領」が別冊だったのが、主マニュアル「監督要領」一冊に合わされて厚くなりました。
  • 操作説明の文言も、誤解がないように練られてきています。
  • 今までは、機器トラブルの申告があった場合、すぐに新品と交換。事故機は現状のまま回収・交換 → センターで調査。メモリーやイヤホンの差し込み不良といった、受験生側のヒューマンエラーが多かったそうです。
  • その対策として、今年からイヤホンは差された状態で配布。接触不良対策として、差されたプラグを一回転させるよう指示。
  • 差し込み不良で異常が発生しても、再度押し込んで動作すればよし。机から落下しても、動作に異常が無ければそのまま使わせる。経験から、それで大丈夫と目途がついたのでしょう。
  • 以前は、事故機以外のプレーヤーは持ち帰り可でしたが、今年からは全数回収することになりました。おそらく、いままで毎年マイナーチェンジを施していたので、もったいなくても再利用できなかったものが、これで完成型と見なして、今後は再利用するのでしょう。

実際、私が担当した部屋でも一台、電源を入れたときにランプが点滅して異常を示していましたが、見るとメモリーが奥まで差さっていませんでした。カチッと押し込んだら正常になりました。

参考
大学入試センター センター試験リスニング
操作ガイドなど

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