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2009年12月25日 (金曜日)

Santa-Sat

「サンタクロース衛星」計画

一晩の間に世界中にプレゼントを配る衛星ミッションを考える。
現実的には、物質の配布は難しいので、通信ダウンリンクを「プレゼント配布」と見なすか、地上から光学的に見えるかたちで、サンタとトナカイたちの飛行を表現するのだろう。

軌道は、太陽同期極軌道で、降交点地方時を深夜にすればよい。昇交点でもいいが、北からやってくるほうがサンタクロースらしい。地上局はサンタクロースの家があるとされるフィンランドに設置する。ここは北極圏であるので、極軌道衛星とはほぼ毎周回通信可能で都合がよい。ここからプレゼント・メッセージをアップリンクして世界中に配る。

いま、ざっと調べたところ、太陽同期極軌道の衛星は、日本のも海外のも、降交点が昼のものが多いようです。降交点が夜だと、相乗り打ち上げの機会は少ないかもしれません。

小型衛星のトレンドでは、送信器の消費電力が全消費電力に占める割合が高いので、送信は太陽電池が利用できる日照時に行うのが定石である。このサンタ衛星の場合、地球の夜側で送信する必要があるので、昼側でじゅうぶん充電しておく必要がある。昼側で送信する衛星にくらべ、大容量のバッテリが搭載される。

電波による通信以外にも、♪暗い夜道でピカピカ光るという、トナカイの赤鼻を表現した光通信も、面白いミッションとなるだろう。

一年のうち残りの364日のミッションは、未定です。

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佐原先生が提案する「イグ・サテコン」むきです。

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