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2009年11月20日 (金曜日)

裏技探査機

11月4日、「はやぶさ」が帰還を目前に、残り1台の正常なエンジンにトラブル発生。前途が危ぶまれていました。9日の発表以後しばらく、公式発表が出てこないことから、現場の魔術師たちが、また裏技を編みだしている最中で忙しいのだろうと信じていました。そして11月19日夕、不調のエンジン2基の生きている部分を組み合わせるという裏技で、帰還の目途が立ったというニュース。以前から「あと何かひとつ壊れたら最期」と言われるほどの満身創痍だったのに、軌跡の復活です。そういう事態を想定して、回路が設計してあったというので驚きです。宇宙戦艦ヤマトの真田技師長の名セリフ「こんなこともあろうかと」になぞらえた賛辞が、ネット上にあふれました。海外の掲示板でも「Unmanned spaceflight's Apollo 13!」とか。

ニコニコ動画の科学カテゴリで現在1位のもの。

ここで「変態」は褒め言葉です。

1年半前に学生から教えてもらった、この動画も思い出されます。

「卑怯戦隊うろたんだー」という、同人キャラクターの主題歌の替え歌。どんな手を使ってでも勝ちにいく「うろたんだー」になぞらえ、あらゆる裏技を駆使してミッションを遂行する「はやぶさ」。ここでも「卑怯」は褒め言葉で。このイラストは川口先生の似顔絵ですね。

どちらも、YouTubeにも転載されていますので、ニコニコが見られないひとは、YouTubeで探してみてください。

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航空・宇宙・天文」カテゴリの記事

コメント

エンジン個別の電源が特に分離しないで共通の主電源につないであるとかで、負荷バランスがとれていないと電源間に電流が流れてしまうのではなく、バイパス用に回路が用意してあったのですか。

投稿: おーの | 2009年11月29日 (日曜日) 17:24

はやぶさの超絶運用には、
・「こんなこともあろうかと」用意していた機能・方法
・トラブルが起きてから、速攻で編みだした技
が混ざっていますが、今回の場合は、バイパス回路(ダイオードひとつ)を追加してあったのが役に立ったそうです。

一次情報じゃなく、人のブログからの引用ですみませんが、
11月19日の記者会見の、松浦晋也氏によるレポートで
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2009/11/post-1cd1.html
>川口先生:ちょっと盛り上げるなら、これは電気回路に
>  ダイオードが一つが入っていないとできない。
>  あらかじめそういう回路を組み上げ、搭載して打ち上げた
>  ということを注目してもらいたい。
>國中先生:はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかった。
>  色々考えた末にダイオードひとつを追加するだけで
>  今回のような運転が可能な電源回路を組んで搭載した。
>毎日新聞:こういったトラブルを想定して回路を積んだのか。
>國中先生:そうだ。

という、やりとりがあります。

「~変態力」の動画内の解説は、大筋では合っていますが、厳密には不正確な表現もあるので、たくさんツッコミが入っています。
↓このへんに、その正誤と解説がまとまっています。

はやぶさまとめニュース
http://d.hatena.ne.jp/hayabusafan/20091124/p2
人生ご縁となりゆきで
http://notserious.jugem.cc/?eid=591

投稿: ごんざぶろう | 2009年12月 4日 (金曜日) 13:09

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