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2009年9月 3日 (木曜日)

新型インフルエンザ

職場で新型インフルエンザが発生して、その対応でこの一週間はてんてこまいでした。数日、研究室を閉鎖して二次感染を防ぎ、とりあえず終息した模様。でも、これは第一波にすぎないと思った方がよいのでしょう。

いったん「陰性」と診断されてから、別の医院で新型と診断された者もいたので、陰性と言われても油断しないで、周囲への感染防止に心がけてください。

対応で苦労したこと

  • その時点の対応マニュアルでは、「疑い患者」がいくら発生しても、新型認定されないと事務報告できない。(自主的に注意喚起メールを部署内に流すまで)
  • 公式に報告しない以上、大学からの行動指示はない。
  • 大学の対応マニュアルでは、患者本人についてしか、言及されていない。最近、サークルでの発生例があり、それについての対応通知があったが、依然として研究室での接触者の場合の対応にはガイドラインがない。
  • 感染拡大を防ぐため、大学の指示を待てず、現場の判断で急遽、研究室を閉鎖することにしました。人事に掛け合いましたが、大学からの命令でない以上、自分の年次休暇を使わざるをえなかった。
  • 人事係と健康保健センターの間で、問題の「たらい回し」が発生。
  • 体調に異常を感じたら7日間は、体温などの記録をつけるようにとの指示だけど、学生はかなりの割合で体温計を持っていない。

そうこうしているうちに、厚生労働省が運用方針を変更(8月25日)したことをうけ、9月2日に大学も対策を変更しました。これから流行が進むことを考え、行動制限を緩める方向です。例えば、公休は「医療機関を受診の上自宅待機する場合に限り…」、密接な接触があった者も「自宅待機を命じない」などと、こんどは明記されていました。

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コメント

お疲れ様です。再起動後のシンクロ率は明日にでも100%でしょうか??
>いったん「陰性」と診断されてから、別の医院で新型と診断された者
インフルエンザは発熱後24時間以上経過しないと簡易検査キットでは陽性反応が出なかったと思います。大学やらマスコミやら、手洗いうがい励行以上にこういう基礎知識についてもっと情報を流してほしいものですね。

投稿: Murakapi | 2009年9月 3日 (木曜日) 22:44

研究室のカピバラさんも「濃厚接触」でマスクをしています。
→ 研究室WebLogに画像

ようやくそういう遊びができる余裕ができました。

投稿: ごんざぶろう | 2009年9月 4日 (金曜日) 09:44

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