福岡での部分日食
今日は午前中に休暇を頂いて、自宅ベランダで日食を見ました。昨夜の雨は上がりましたが、まだ雲が厚く、雲の切れ間を縫っての観望となりました。
福岡では、9時37.6分に第一接触(部分食開始)。10時56.0分に最大食分0.898。12時17.8分に第四接触(部分食終了)という予報です。
機材
左はデジタル一眼レフ、ニコンD200。レンズはAi Nikkor ED 180mm F2.8S。光量を1/400にするND400フィルターを付けるのですが、私が持っているND400は直径55mmのもの。この望遠レンズのフィルター径は72mmなので、厚紙とセロテープで即席のステップダウンリングを作りました。径が小さくなったぶん、実際の減光率は約1/700相当です。
右はチビ望遠鏡とチビ赤道儀。望遠鏡用サングラスは持っていないので、投影法を使います。鏡筒は口径40mm、焦点距離220mm。アイピースはH8mmを使いました。
このほか、厚紙ピンホールでの投影も試しました。
望遠レンズでの撮影(11時02分)
ISO100,F32,1/250sec
元画像の3872×2592画素のうち、解像度そのままで中央部分360×400画素をトリミングしたものです。雲の切れ間と言っても青空でなく、薄雲を通してどうにか見えている状態。そのため光が広がるようにぼやけています。
投影法での撮影(10時58分)
安いレンズなので、色収差が見えますね。
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そのころ、研究室でも学生らが見ていたようです。→研究室WebLog
研究室では、天文趣味の学生1名が上海決行。・・・雨
他、数名も陸路でできるだけ南を目指す計画でしたが、前日の天気予報を見て断念。
結果的には、晴れた範囲のうち、皆既帯の北側では九州北部、南側は沖縄あたりが、最も食分が大きい部分日食が見られたようです。
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