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2009年5月 5日 (火曜日)

Word 2007の数式ツール

Wordを2007にしてからもしばらく、数式はMathTypeを使っていましたが、2007で新しくなった数式ツールに、今さらながら乗り換えてみました。最初、2007にしたときにこの数式ツールを触ってはみたけど、パレットがよく分からないのと、フォントが変と思って、敬遠していたのです。
以下、乗り換えるのにあたって調べたことのメモ。

まず、「フォントが変」と思ったのは、調べてみたら日本語版のバグだそうで、数式入力開始時にデフォルトでイタリックになっていなかったため。最初に[Ctrl]+[i]でイタリックにする癖をつければ大丈夫。そうしたらTeXに近い美しいフォントになりました。

この数式ツールの売りである、TeXに近いキーボード入力に慣れること。自分がよく使う記号のコマンドだけでも覚えれば、パレットのマウス操作より快適。ギリシャ文字は、ローマ字綴りで「\alpha」等。大文字なら「\Alpha」
一覧表が、Wordのヘルプの見つけにくいところにあるので、お教えします。
Word ホーム > 入力する > 数式と数学記号
「数式オートコレクトで記号を挿入する」(Microsoft Office Inline)

数式をたくさん作るときは、マウスで「挿入→数式」とやるより、キーボードで[Alt]+[=](つまりJISキーボードだと[Alt]+[Shift]+[-])

数式番号が曲者。数式ツールでは、数式と同じ行に何か文字を入力すると、自動的に「文中数式」という、1行の高さに収まる書式(分数を上下ではなく2/3と書くような書式)に変更されます。複雑な分数や積分式は、見栄えの良い「独立数式」のままにしたいのですが、数式番号と同じ行に共存できません。しかも、Wordの「図表番号」機能の中の数式番号って、本文中で「相互参照」すると同じ行で番号より前にあるものをすべて引用してきてしまうので、番号だけでなく数式そのものまで付いてきます。なんという駄目仕様。

ネットで調べたらみんな苦労しているようで、いろんな技が紹介されていました。そのなかで、ちょっと強引ですが、2列の透明な表の中に数式と番号を入れる、という方法を採用してみました。この方法なら独立数式のまま右に番号を入れて、番号の相互参照も正常にできます。
ISTSの指定書式の「数式は中揃え、番号は右揃え」というのも、タブより簡単にできます。厳密に中揃えじゃなく、ちょっと左に寄っちゃうけど、まあ許容範囲でしょう。もっと厳密に中揃えにしたい場合は、右列と同じ幅だけ、左列内に左インデントを設定すればよいです。

他によい技をご存知のかた、コメント歓迎いたします。

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「Word 2007 アドイン: Microsoft Math」も入れると面白いです。
数式ツールで入力した式から、簡単なグラフ作成や、計算が実行できます。

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