30歳の試練
独身で30歳の誕生日を迎えた男性に対する、手荒い祝福の儀式。
街頭で、友人らが瓶の王冠をちらかし、祝われる物は仮装をしてそれを掃除する。通りすがりの未婚女性にキスをしてもらえるまで、止められない。晩婚化に対してプレッシャーを与えるのと、ここにいい男がいるのを公衆に披露する意味があるんだとか。この風習の範囲はドイツ北部のようです。30歳目前で留学する人は覚悟下さい。ブレーメンでは、大聖堂の階段でやるのが正式のようですが、今週はキリスト教の大きな集会が開かれているので、場所を変えて川沿いの歩道橋の階段でやりました。川に面してカフェが建ち並び、テーブルのお客さんたちから注目の的です。
今日の主役は、メキシコ人だったので、即席の民族衣装っぽいものを、同僚がこっそり用意しました。アイブロウペンシルで、それっぽい口ひげまで書かれてます。ほうきの柄も、掃きにくいように、わざとふにゃふにゃに加工。職場でもこのために、飲み物の王冠を、捨てずに貯めているほどの公式行事。
通りかかる若い女性に、メキシコらしく熱烈に「セニョリ~タ」とアタックするものの、そう簡単には応じてもらえません。平均15分から30分くらいだそうです。それでも「今日は天気が良くて、人通りが多いから彼はラッキーだ」とのこと。15分くらいで、優しい美女から救いのキス(頬)がもらえました。(メキシコの風評被害がなくてよかった。)
携帯のカメラの起動が遅かったので、ハッピーエンドのシーンを撮りそこねました。
今日の衣装は簡単なほうらしい。今までの傑作衣装の話を聞きました。
「宇宙服」
宇宙船に乗り込むときのように、手提げの生命維持装置。
中にウオッカの瓶、チューブで口元に供給。
「ロケット」
足下の筒が狭くて歩きにくい。
ブースターからはスモークが出る。
同じく、液体燃料つき。
-----参考リンク
Bremen公式サイト内 注目すべきもの 4. 大聖堂の階段掃除
5月20日-Shitaya-web ブログ @ Helsinki(ハンブルクの例)
酒は憂いの玉箒:☆未婚ドイツ人男性☆30歳の誕生日☆(ハノーファーの例)
Happy-go-Lucky:独身男の三十路祭
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