瓶のリサイクル
ドイツでは瓶のリサイクルが完備しています。ガラス瓶だけでなくPETボトルも、原料化ではなくその形のままリユースです。ですから店頭で売られている商品も、表面は擦り傷だらけです。瓶の大きさによって0.08€から0.25€くらいのデポジット(Pfand)が価格に上乗せされていて、瓶を返却すると買い物の値引きという形で返金されます。スーパーなどの入口に設置されている回収マシンに瓶を投入すると、バーコードを読んで、レシート状の値引き券が出てきます。全国システムなので、返却先は買った店でなくてもOK。
1.5リットルPETボトルのPfandは0.25€で、コカ・コーラ社のようなブランド品は本体1€強で、バランスが取れているように思います。一方、スーパーのプライベート・ブランドなのか、よく素性を知りませんが、格安品では価格の半分ちかくがPfandという場合さえあります。
日本でも最近、PETボトルのリユースの実験をしていましたが、結果はいまいちだったそうです。中の洗浄が十分でないものもあったとかで。日本が技術的に劣っているとは思えないので、どこまできれいにするか、という基準の問題でしょうか。
参考:DIYer in ドイツ「瓶・ペットボトルのデポジット」
-----4/21 補足
さらに日本と違うこと。
そのへんのドイツ情報ページの受け売りですが、PETボトルは再利用するため、潰してはいけません。ラベルにはPfand情報のバーコードがあるので、剥いではいけません。また、水道代が高いので、PETボトルに限らず、他のリサイクルゴミも、洗わずに出してよいそうです。
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コメント
どういう使われ方をしたかわからないのに煮沸もされてないのでは安心できない人はいるでしょうね。
ビン持ち込みで、ビン代分値引き、の方がいいのかも。要するに計り売り。
投稿: おーの | 2009年4月21日 (火曜日) 22:22
日本ではペットボトルや缶飲料に、毒物注入事件もありましたからねえ。
投稿: ごんざぶろう | 2009年4月22日 (水曜日) 02:06