ZARM初日
朝は6時ごろ目が覚めました。
・・・日本時間なら午後 まあ、ちょうどいいや。
昨夜は疲れてすぐ寝たので、朝シャワーを浴びました。
あ、シャンプー忘れた。未開封のを1個用意していたのに。
シャワーの止め方が分からなくて、しばらく悪戦苦闘しました。ひとつしかないハンドルを捻ったり押したり引いたり。実は、押すと出て、放置すれば一定時間で止まるものでした。焦って、いろいろいじっていたから止まらなかったのでした。
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今回の招聘で、私を世話してくれるのはDaniel。私と同じくらいか、少し若いかも。
昨日も空港まで迎えに来てくれたり、今日もいろいろ教えてくれて、ほんとうに親切な人です。
今日はまずZARM内を案内してもらいました。
我々の部屋があるのは、ZARM II(2号館)。中央に吹抜けの広い実験室があり、それを囲むようにコの字型の建物になっています。コピー室や図書室、FAXの使い方を教えてもらいました。
次にZARM I(1号館)、中央のFallturm(落下塔)を囲んでコの字型の建物です。120mの落下塔の上にも案内してもらいました。エレベータの表示がこの高さで「3階」というのも妙な感じ。塔の上に行くと風で揺れているのが分かります。塔はコンクリートの外壁と、鋼鉄の落下管の2重構造で、実験時には管の中は真空にされます。外壁は風の影響で揺れますが、落下管は風の影響を受けずに、静止しているので質の高い微小重力実験ができるわけです。ほんとうは外壁が揺れているのだけれど、建物内で見ると相対的に落下管が揺れているように見えます。
塔の上、落下装置の上の階がVIP用の展望バー。ここまで水を押し上げるのに超強力なポンプが必要だとか。
バーの上、最上階が展望台。今日はあいにくの天気で、近くしか見えませんでした。
(写真は計画初期の模型。観光用の昇降展望台も構想されていた。)
仕事用のPCを用意してもらいました。
OSはLinuxのopenSUSE、アプリもOpenOffice.org、ドイツらしい。
はじめに置いてあったキーボードがドイツ仕様で、ウムラウトの文字があったり、YとZの配置が逆だったりします。在庫にUSキーボードは無くて、JIS配列に近いUKキーボードに換えてもらいました。
Mensa(学食)のカードをもらい、今日のランチに案内してもらいました。
まずは手頃なEssen 1(定食1)安いし、味もまずまず。
午後から、私が参加するFirst LookプロジェクトのリーダーIvankaさんを交え、研究テーマについてミーティング。
H. Rath所長にもご挨拶できました。所長の画集の本をいただきました。
なんか、一昨年、うちの研究室からZARMに留学した学生と同じ道を辿っています。
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習慣について
Danielに、帰りがてら近くのスーパーまで案内してもらいました。近くと言っても大学からStraßenbahn(路面電車)で数駅。そこでDanielとバイバイ。
レジを済ませた後、「あ、買い物袋がないや」と気づき、英語と手振りで袋の追加を頼む。10セント。ドイツは環境意識が高いのです。
ドイツのシリンダー錠は、2回転するので、今日は慣れずに入口でもがくこと、しばしば。
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コメント
はじめまして。東京在住の者です。小型機のライセンス取得を目指しています。
仕事での長期出張お疲れさまです。異国の地に降り立って、暫くはいろんなことに戸惑い、またそれが楽しいですよね。
遥か昔、オーストラリアに語学留学に行った時、庭に出るドアもオートロックと知らず、ホームステイ先の犬と共に、ホストが帰って来るまで外に閉め出されたり、等々。
いつも、よく生きて帰って来たと呆れられます。
頑張って下さいね。
投稿: ドルニエ | 2009年3月10日 (火曜日) 23:15
お疲れ様です.First Lookに参加されるんですか!?IvankaはStanfordから帰ってきたんですね.
Schwachhausenには知り合いが住んでましたよ.学生も多いみたいで,Wohngemeinschaftも結構あるみたいです.大学のStudentenwerkでも紹介してるようです.
いろいろ行かれるなら,中古の自転車を購入されることを推奨します(笑)日曜だとHauptbahnhofの裏でFreimarktをやってると聞きました(結局一回も行きませんでしたが・・・)Supermarktは店によって値段が結構違うみたいで,僕はExtraを利用してました.
P.S.
Danielは確か31歳くらいです(^^; 聡明で凄く良い奴ですよね.
投稿: なる | 2009年3月11日 (水曜日) 20:31
ドルニエさん
確かに旅行と居住は、一段違いますね。
戸惑うことはあっても、異文化体験を楽しんでいます。
まだ研究所内の宿泊室生活なので、ほんとうの居住体験はこれからです。
なるさん
かつてのブレーメン留学のブログは大変参考になります。
Danielはあごひげの感じとか、面倒見の良さが、KAT○君を思わせます。
Shwachhausenといっても南西端、Sternのあたりなので、Hbf.までも歩いて行けます。チャリも好きだけど、今回は路面電車+徒歩で足りそうです。
投稿: ごんざぶろう | 2009年3月12日 (木曜日) 01:53