制御理論をおさらい
古典制御と現代制御、どちらも学生の頃に履習してはいるのだけれど、おさらいしたいと思って、それぞれ参考書を購入してみました。
古典制御は大学3年生のときに、機械系学科共通の授業で履習しました。教科書を使わない授業だったので、残っているのは板書のノートだけ。ノートの内容も悪くないのだけれど、理論の体系・流れが見にくいものなので、すっきりまとまった参考書がひとつ欲しかったところ。
現代制御は、航空学科の4年生から大学院にかけて、加藤寛一郎教授(現・名誉教授)と鈴木真二助教授(現・教授)の講義を受けました。指定教科書は加藤先生の著書、「最適制御入門―レギュレータとカルマン・フィルタ」と、「工学的最適制御―非線形へのアプローチ」でした。(どちらも絶版)
これはこれで良書なのですが、難しいのと、内容がどちらかというと航空機むけなので、もうすこし読みやすくて、一般論から入る説明も欲しかったところ。
そしてこれら、古典制御・現代制御とも、大学の講義は理論の導出が主体で、具体的な応用例が乏しいです。実際の研究を始めて、習った理論を応用するとき、「この計算でいいのかな?」と、とまどうことがしばしばありました。そういう訳で、冒頭で紹介した、演習が主体の参考書を2冊選んでみたのです。冬休み中にざっと復習する予定。
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