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2008年3月 7日 (金曜日)

ご清聴ありがとうございました.ppt

最近の流行りなのでしょうか?
私の周囲だけでしょうか?

プレゼンの最後に、やたら

ご清聴ありがとうございました

というスライドで締めくくる人が増えたように思います。

好みの問題ですが、私はあまり好きではありません。
聴衆にとって、なんの情報ももたないから。

それよりは、最終ページの「結論」や「まとめ」のスライドを出しっぱなし、あるいはスライドのサムネイル一覧を表示させたほうが、その後の質疑応答で、質問者が聞きたいことを指摘しやすいので、私はそうしています。

お礼は、画面に書くより、聴衆に向かって口でしっかり言うのが大事。

例外
・発表者が身体的な問題、または苦手な外国語で、口述に自信が無い場合
・聴衆に聴覚障害者がいる場合
高橋メソッドとか

そもそも。ご清聴を感謝する必要があるのか、シチュエーションも考えてみよう。
ビジネスのプレゼンなら、顧客にお礼を言うのは良い。
学科の雰囲気にもよると思いますが、うちの学科内の卒論の試問や、研究室内のミーティングのように、身内の報告会なら、簡潔に「~。以上です。」で充分と思う。
フォーマルな学会発表では微妙なところです。

私が昨年暮れのUNISECワークショップで発表した「第3回種子島ロケットコンテスト開催報告」の例を紹介しましょう。このプレゼンの後半は、第4回大会への勧誘をねらっていたので、最後のスライドは「ご清聴ありがとうございました」と似て非なるもので、楽しそうなロケット打上の写真を数枚ちりばめて、「種子島でお会いしましょう」という言葉で締めくくりました。

このように、プレゼンの締めくくりかたを工夫してみてください。
プレゼンの最終ページは聴衆に与える印象が強いのですから。

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コメント

昨年Awardsのfinalistに残ったのですが、英語で締めの言葉がわからなくてConclusion出しっ放しでした。
当然、口頭でもあまりちゃんと言えるはずもありません。

投稿: おーの | 2008年3月 8日 (土曜日) 21:13

それでいいんじゃないでしょうか。

投稿: ごんざぶろう | 2008年3月10日 (月曜日) 15:23

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