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2008年3月21日 (金曜日)

第4回種子島ロケットコンテスト(競技日)

朝7:30に宇宙センター集合。途中、南種子のエブリワンで朝食を調達。ここは店内で焼いているパンがおいしい。

8:00-8:30 参加者受付。みんな集まってくる。
この間にスタッフは会場と機材の準備。今日は北からの風が強いので、ランチャーを会場の北側に設置する。開会までに、大型ロケットの試射をしておきたいが、いろいろ手こずってなかなか上げられない。

8:30から開会式の予定であったが、実際は9:00頃。
競技全体の様子は、右の写真集→
と下の動画をご覧下さい。

YouTube

ニコニコ動画

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ここでは、エンジントラブルについて報告します。
小型のA型エンジンを用いた競技1(定点着地&滞空時間)は問題なし。
種目2(高度&生卵回収)の中型ロケットや、種目3(CanSat)の大型ロケットで用いるG型エンジンでトラブルが発生しました。
原因は調査中ですが、ロットの不良なのか、使用した半数が暴発。点火するとノズルから火を吹かず、プラスチック製のケースの側面から割れてしまう。

爆発の瞬間。
尾翼や破片が横に飛んでいる。

壊れた大型ロケット底部。
エンジンマウント周りはぐちゃぐちゃ。
ISD君が何度も応急処置をしてくれましたが、そのたびに暴発して破損。

種目2に参加の中型ロケットも破損が相次ぐ。
せっかく作ってきてくれたロケットが飛ばずに爆発で申し訳ない。

競技1と2は、一部爆発しつつも何とか終えましたが、G型エンジン10個中、5個が爆発した時点で、競技3が始まったばかりですが続行を断念しました。
・大型ロケットの破損が甚だしいこと。
・爆発時の破片が点火要員の近くまで飛んできて危ないこと。
・高度測定用にロケットに搭載するハンディGPSが、強風のため3個中2個、海や山に失われたこと。

残るCanSatは、設計内容を審査員へプレゼンテーションするのみで評価しました。
遠路はるばる来てくださったみなさん、ごめんなさい。


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大会後、
今日も河内温泉センター。
宿舎には貧弱なシャワーしかないから。

夜は、南種子のホテル桂荘で交流会。

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宿舎に戻って反省点を話し合う。

参加者から、「事前情報が足りない」との声を多々いただく。
ルールや機体のレギュレーション、島内での交通・宿泊・食事など。
公式ページは更新が遅いし、メールでの問い合わせには返事がないとお叱り。
MLやWikiを検討。

バックアップ用に気球を用意。

参加者が増えたので、観客サービスも考えないと、退屈してしまう。
とくにトラブルで進行がストップしているとき、何が起きているのか、スタッフは何の作業をしているのか、状況説明が必要。「能代宇宙イベント」を見習い、実況アナウンスのようなものが要るだろう。

日焼けした。3月だと思って油断した。そういえば去年もそう思って後悔したのを忘れていた。

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コメント

G型はよく爆ぜます。うちでも最初は爆ぜました。モデルロケット協会の人は”製造ムラの為”といわれておりましたが、いずれにせよかなりの確率で爆ぜるので、”製造ムラかー”と納得できる話しでもありません(^_^;

で、対策ですが、G型エンジンのエンジンマウントで、しっかりエンジンを包み込むのがベストです。エンジンマウント部分が外壁となって、圧力によって爆ぜるのを防ぐという感じですね。
うちではこれで、ほとんど失敗しなくなりました。

投稿: akiaki | 2008年3月30日 (日曜日) 21:49

akiaki先生
貴重なアドバイスありがとうございます。
ロケット担当者に伝えて、試させてみます。

投稿: ごんざぶろう | 2008年3月31日 (月曜日) 13:48

ただいま、この動画がYouTubeホームページの「おすすめ動画」に掲載されており、再生数急増中。

投稿: ごんざぶろう | 2008年7月17日 (木曜日) 12:36

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