読了
「死の医学」への日記,柳田邦男,新潮文庫
今週末の出張の行き帰りの道中で読みました。
学生のころに読んだ「死の医学」への序章の続編。末期ガン患者の終末医療に臨む、医師・看護婦そして患者・家族、そこで起こりつつある変革についてのノンフィクションです。
前作が1970年代から80年代前半にかけての話。(1986年刊、1990年文庫版)
今回読んだ2作目は、1985年~1995年までの話。(1996年刊、1999年文庫版)
「いかに死ぬべきか」考えさせられました。
へんな意味じゃなく、「死」を「人生の完成」ととらえて、
=「いかに生きるべきか」ということになる。
自分や家族が余命いくばくもないとわかったとき、どうすべきか。
ケースバイケースなので、難しい問題ですが、本書でヒントが得られました。
柳田邦男氏の著作は、まあ私のいきさつ上、学生時代に航空事故ものから読み始めました。それからのめり込み、戦史もの、医療ものへと読み広げました。私の本棚の1.5段くらい柳田邦男の文庫本。
医療では「ガン回廊」シリーズも読み応えあります。
(航空工学科の学生なら「マッハの恐怖」は読んで欲しい)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 書籍購入(2017.02.03)
- UZUME計画と、宇宙災害の書籍(2017.05.17)
- 「事例で学ぶ数学活用法」(2015.02.11)
- 書籍購入(2013.11.23)
- 機関車トーマスと英国鉄道遺産(2011.11.27)
「心と体」カテゴリの記事
- 献血57(2015.01.14)
- 献血55(2013.07.18)
- 献血53(2013.01.11)
- 幼児期にかかり損ねた病気(2011.10.29)
- 献血50(2011.07.21)
コメント
その節は全くお騒がせしましたね~。
現実に本当に死ぬかも、と思った時に考えた事は
そのうち書きとめておこうかなと思っています。
二度とあんな思いはしたくないけれど
貴重な体験だったとは思ってるよ。
投稿: ぽち | 2008年3月11日 (火曜日) 11:00
ああなってみると、こちらも気が動転して、どう対応してよいか、冷静な判断ができなくなる。というのがわかったのが、あの騒ぎの教訓でした。
しかも、近くに居てあげられなかったから、自分に対する無力感。
投稿: ごんざぶろう | 2008年3月13日 (木曜日) 01:13