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2008年3月の13件の記事

2008年3月28日 (金曜日)

日本天文学会創立100周年記念切手

ゲットしました。先週発売だったもの。小惑星探査機「はやぶさ」,X線天文衛星「すざく」,「すばる」望遠鏡など、かっこいい。
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2007/h200321_t.html


昼休みに出かけ、元岡郵便局に無かったので、前原郵便局まで行ってしまいました。元岡局でも取り寄せ中とのこと。

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2008年3月22日 (土曜日)

第4回種子島ロケットコンテスト(見学日)

本日は午前中に講演会と施設見学、それと去年は悪天候で中止になった子供向けロケット工作教室。

講演会は、去年までは宇宙科学技術館のホール開いていましたが、今年は人数が増えたので、竹崎観望台の記者室で。JAXA藤田氏による「種子島宇宙センターとロケット」

見学会は去年と同じ、一般コースだったので、私は辞退。
その間に、昨日、和歌山大CanSatとハンディGPSを積んだまま、山に行方不明になった350g級CanSat用ロケットを捜索してみるが、見つからず。

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帰路

14:00西之表→17:30鹿児島 フェリー「プリンセスわかさ」

鹿児島北ICから高速へ。山江SAまでA教授の運転。
山江SAで夕食、山江ラーメン。
山江SAから広川SAまで、またトンネル区間を私が運転。
広川SAから大学まで、A教授の運転。
22:00ごろ大学帰着。

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今回の旅行中の携行書。
フェリーや宿舎で、1章だけ読んだ。

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2008年3月21日 (金曜日)

第4回種子島ロケットコンテスト(競技日)

朝7:30に宇宙センター集合。途中、南種子のエブリワンで朝食を調達。ここは店内で焼いているパンがおいしい。

8:00-8:30 参加者受付。みんな集まってくる。
この間にスタッフは会場と機材の準備。今日は北からの風が強いので、ランチャーを会場の北側に設置する。開会までに、大型ロケットの試射をしておきたいが、いろいろ手こずってなかなか上げられない。

8:30から開会式の予定であったが、実際は9:00頃。
競技全体の様子は、右の写真集→
と下の動画をご覧下さい。

YouTube

ニコニコ動画

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ここでは、エンジントラブルについて報告します。
小型のA型エンジンを用いた競技1(定点着地&滞空時間)は問題なし。
種目2(高度&生卵回収)の中型ロケットや、種目3(CanSat)の大型ロケットで用いるG型エンジンでトラブルが発生しました。
原因は調査中ですが、ロットの不良なのか、使用した半数が暴発。点火するとノズルから火を吹かず、プラスチック製のケースの側面から割れてしまう。

爆発の瞬間。
尾翼や破片が横に飛んでいる。

壊れた大型ロケット底部。
エンジンマウント周りはぐちゃぐちゃ。
ISD君が何度も応急処置をしてくれましたが、そのたびに暴発して破損。

種目2に参加の中型ロケットも破損が相次ぐ。
せっかく作ってきてくれたロケットが飛ばずに爆発で申し訳ない。

競技1と2は、一部爆発しつつも何とか終えましたが、G型エンジン10個中、5個が爆発した時点で、競技3が始まったばかりですが続行を断念しました。
・大型ロケットの破損が甚だしいこと。
・爆発時の破片が点火要員の近くまで飛んできて危ないこと。
・高度測定用にロケットに搭載するハンディGPSが、強風のため3個中2個、海や山に失われたこと。

残るCanSatは、設計内容を審査員へプレゼンテーションするのみで評価しました。
遠路はるばる来てくださったみなさん、ごめんなさい。


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大会後、
今日も河内温泉センター。
宿舎には貧弱なシャワーしかないから。

夜は、南種子のホテル桂荘で交流会。

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宿舎に戻って反省点を話し合う。

参加者から、「事前情報が足りない」との声を多々いただく。
ルールや機体のレギュレーション、島内での交通・宿泊・食事など。
公式ページは更新が遅いし、メールでの問い合わせには返事がないとお叱り。
MLやWikiを検討。

バックアップ用に気球を用意。

参加者が増えたので、観客サービスも考えないと、退屈してしまう。
とくにトラブルで進行がストップしているとき、何が起きているのか、スタッフは何の作業をしているのか、状況説明が必要。「能代宇宙イベント」を見習い、実況アナウンスのようなものが要るだろう。

日焼けした。3月だと思って油断した。そういえば去年もそう思って後悔したのを忘れていた。

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2008年3月20日 (木曜日)

第4回種子島ロケットコンテスト(準備日)

深夜1:00に大学集合。8人乗りワゴン車に、3列目シートは半分つぶして、ロケットやらランチャーやらの機材を積み込んだので、メンバー6人でちょうど満員。
1:35に大学を出発。まずはA教授が運転。私は二番手の予定なので、一人掛けになった3列目で寝させてもらう。
3:10に北熊本SAで運転交代。昨日からの強風が残っていて、横風で車が揺られる。宮原~人吉のトンネル23個連続区間は、敬遠するひとが多いけれど、今日に限っては風のないトンネル内のほうが走りやすい。
4:30頃に桜島SA着。小休止の後、またA教授と運転交代。
朝6:00頃、鹿児島に到着。まだフェリーの待合室が空いていない。とりあえず、いつものコンビニで朝食を仕入れる。

8:40鹿児島→12:10西之表 フェリー「プリンセスわかさ

西之表でもう1台ワゴン車を借り、こちらは人員輸送用として私と若者は移乗。
西之表港の近く、濱商でラーメン。「共食い」発言GJ。
13:00頃?、西之表を出発。
14:00頃?、JAXA種子島宇宙センターの宇宙科学技術館に集合。喫茶コーナーで書類準備。
15:00~、JAXA管理棟でミーティング。それから競技会場の準備。

それからA教授車とは別行動、私と若者は、
18:00頃?、河内温泉センターで旅の疲れをおとす。
19:00頃?、「黒潮」で夕食
コンビニ「エブリワン」で、今晩の飲み水と、明日の競技用の生卵を調達。
21:00頃?、いつもの南種子町自然の家に到着。今日は管理人さんの機嫌が良い。が、シャワー出しっぱなし、シャワー室の電灯つけっぱなし、飲酒している者がいた、連絡無く来ない大学がある(これは誤解だった)・・・等で、だんだん御機嫌ななめになってくる。

ロケット担当のISD君は宿舎に入っても、明日のCanSat競技で使う大型ロケットの準備に余念がない。CanSat打ち上げ用ロケットは、昨年は頑丈な反面、重くて高度が出なかったことを反省し、大幅な軽量化がされました。大会直前に完成したものの、昨日は強風で試射ができず、明日がぶっつけ本番。午後の競技前に、朝のうちに試射しておきたいところ。軽量化のため、華奢になったので、予備機も用意していますが未完成で、ここで工作。

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2008年3月18日 (火曜日)

愚痴です

3月14日締切のはずの科研費の会計がまだ完了しない。
まあ、一応書類は出したんだけれども、駄目出しで戻ってきたりする。

たとえば・・・

【例1】
高額な契約のため書類が繁雑だったので、念のため書類のドラフト段階で学科の事務員に書類をチェックしてもらい、「これで大丈夫」と太鼓判を押されてから、業者に社印入りの正式な書類を作って頂いた。けれど提出してみると学部の事務から駄目出し。さらに学部の事務員が「OK」といっても、事務長が駄目出し。これは組織の階層構造の宿命。

【例2】
指摘された不備を直して再提出したら、さらに不備を指摘される。もう3回目か4回目か。指摘するなら1回で全部言ってくれ。それに「言った/言わない」論にならないよう、簡単でいいから文書で指示がほしい。自分が作る書類ならまあいいけど、業者に依頼する書類は、修正のたびに申し訳なく思う。
(ときどき堪忍袋の緒が切れて、「もう九大とは取り引きしません!」という業者も出る)

【例3】
そうやって、事務部門から指示されたように修正を繰り返したら、実態から解離してしまい、書類に矛盾が生じていた。「これはおかしいです」って、それはあなたの指示です。
→実態に立ち返って書類を作り直しました。

徒労だ。

こうやって、間に合うつもりだった書類が、締切に間に合わなくなる。

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2.45GHzの混信

家庭内の無線LANがときどき切れます。
しばらく前から、怪しいと思っていた原因は、同じ2.45GHzを使う「電子レンジ」
今日、電子レンジを使い始めたとたんに、無線LANが切断されるのを確認しました。

もしかして、研究室の無線LANが不安定なのも、そのせい?

2.45GHzというのは「電波のゴミため」とも揶揄されるように、他の重要な無線通信バンドを確保した残りの、隙間のバンドです。そのため、通信目的でない(電波の質を問わない)電子レンジや、技術的に後発の無線LAN、そして立場の弱いアマチュア無線が、2.45GHzを共用しています。
参考:総務省>電波利用ホームページ>周波数割当計画 960-3000MHz (PDF)

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2008年3月14日 (金曜日)

ホワイトデー

家族チョコへのお返しは、先週末の上京時に、少し早いけど渡してきた。

今日は、職場の同僚や学生のぶんをお返し。
「チロルチョコ」のお返しは「うまい棒×3」にしようかと、本気で考えた。
駄菓子すきそうな子だし・・・。

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2008年3月 8日 (土曜日)

読了

「死の医学」への日記,柳田邦男,新潮文庫
今週末の出張の行き帰りの道中で読みました。

学生のころに読んだ「死の医学」への序章の続編。末期ガン患者の終末医療に臨む、医師・看護婦そして患者・家族、そこで起こりつつある変革についてのノンフィクションです。
前作が1970年代から80年代前半にかけての話。(1986年刊、1990年文庫版)
今回読んだ2作目は、1985年~1995年までの話。(1996年刊、1999年文庫版)

「いかに死ぬべきか」考えさせられました。
へんな意味じゃなく、「死」を「人生の完成」ととらえて、
=「いかに生きるべきか」ということになる。
自分や家族が余命いくばくもないとわかったとき、どうすべきか。
ケースバイケースなので、難しい問題ですが、本書でヒントが得られました。

柳田邦男氏の著作は、まあ私のいきさつ上、学生時代に航空事故ものから読み始めました。それからのめり込み、戦史もの、医療ものへと読み広げました。私の本棚の1.5段くらい柳田邦男の文庫本。
医療では「ガン回廊」シリーズも読み応えあります。

(航空工学科の学生なら「マッハの恐怖」は読んで欲しい)

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「はやぶさ」のようなもの

2次元の簡易力学シミュレータPhunが面白い!
 日本語解説サイト公式サイト(英語)

試しに「はやぶさ」のサンプラーホーンのようなものを作ってみた。

ニコニコ動画でPhunに関する作品を見ると、大規模なピタゴラ装置やら、ロケットを模擬しようとしているもの回転式スペースコロニーまで、みんなすごいので、こんな習作を出すのはちょっと恥ずかしいのですが・・・

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3月9日追加
「ターゲットマーカー」のようなもの

3月10日追加
「ミネルバ」のようなもの

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3月27日 追記
はやぶさまとめニュースで紹介していただきました。
2008-03-22 力学シミュレーションソフト Phun ではやぶさシミュレーション続々,小惑星探査機共同開発の公募も
↑このページでは、ニコニコ動画のアカウントがなくても見られるようになっています。hayabusafan様ありがとう。

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2008年3月 7日 (金曜日)

宇宙エネルギーシンポジウム

第27回宇宙エネルギーシンポジウムに出席しました。

場所は相模原のISAS。
今回は、学生がやってくれた貴重な(危ない)実験結果を、代わりに発表してきました。
定量的評価をするにはデータが不備だったので、それよりは供試体のショッキングなBefore→After写真で、受けを狙いに行きました。

なんか、過去3年くらいほとんど同じ発表をしている先生が居るんですけど・・・。

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ご清聴ありがとうございました.ppt

最近の流行りなのでしょうか?
私の周囲だけでしょうか?

プレゼンの最後に、やたら

ご清聴ありがとうございました

というスライドで締めくくる人が増えたように思います。

好みの問題ですが、私はあまり好きではありません。
聴衆にとって、なんの情報ももたないから。

それよりは、最終ページの「結論」や「まとめ」のスライドを出しっぱなし、あるいはスライドのサムネイル一覧を表示させたほうが、その後の質疑応答で、質問者が聞きたいことを指摘しやすいので、私はそうしています。

お礼は、画面に書くより、聴衆に向かって口でしっかり言うのが大事。

例外
・発表者が身体的な問題、または苦手な外国語で、口述に自信が無い場合
・聴衆に聴覚障害者がいる場合
高橋メソッドとか

そもそも。ご清聴を感謝する必要があるのか、シチュエーションも考えてみよう。
ビジネスのプレゼンなら、顧客にお礼を言うのは良い。
学科の雰囲気にもよると思いますが、うちの学科内の卒論の試問や、研究室内のミーティングのように、身内の報告会なら、簡潔に「~。以上です。」で充分と思う。
フォーマルな学会発表では微妙なところです。

私が昨年暮れのUNISECワークショップで発表した「第3回種子島ロケットコンテスト開催報告」の例を紹介しましょう。このプレゼンの後半は、第4回大会への勧誘をねらっていたので、最後のスライドは「ご清聴ありがとうございました」と似て非なるもので、楽しそうなロケット打上の写真を数枚ちりばめて、「種子島でお会いしましょう」という言葉で締めくくりました。

このように、プレゼンの締めくくりかたを工夫してみてください。
プレゼンの最終ページは聴衆に与える印象が強いのですから。

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2008年3月 6日 (木曜日)

九州における宇宙利用を語ろう会

本日、天神で開かれた「九州における宇宙利用を語ろう会」に出席してきました。
主催:九州航空宇宙開発推進協議会九州宇宙利用プロジェクト創出研究会
(舌噛みそう↑)

守秘義務があるので存在すら黙っていましたが、とりあえずこの回で一部発表になったので、差し支えないところを紹介。
この研究会の企画として、「宇宙利用ビジネスに関するアイデア検討会」というのを、12月から1月にかけて3回行い、主に九州の宇宙工学研究者の若手で集まり、アイデアを出し合いました。その結果を9案くらいにまとめて、世話役の人が今日の会で報告。私のアイデアだけは、ビジネス特許になるかもしれないからということで、この日も非公開。
→早いとこ、大学の知財担当に相談しに行かなきゃならないんだけど、来週末まで他の仕事でいっぱいいっぱい。

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明日の宇宙エネルギーシンポジウム@相模原に出るため、この会のあと天神から空港直行。ついでに天神のデパートで、実家へ持参するぶんのホワイトデー用のお菓子を買う。

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2008年3月 3日 (月曜日)

「パリティ」にデブリ記事


物理学雑誌「パリティ」の2008年3月号で、
スペースデブリの特集記事(八坂先生・訳)

TRD君が買ってきて、教えてもらった。
あとで借りて読ませてもらおう。

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