« 日韓航空宇宙シンポジウム | トップページ | ハイビジョンTV »

2007年10月12日 (金曜日)

かぐや VRAD衛星分離成功

かぐやの2つ目の子衛星、VRAD衛星も分離成功。月周回軌道に入りました。
JAXAプレスリリース

RSATは「おきな」(翁,おじいさん)
VRADは「おうな」(媼,おばあさん)
と命名されました。

波瀾万丈のVRADについて
SELENEは当初計画では、本体+リレー衛星+着陸機という三体合体メカでした。VRADとは、世界各地の電波望遠鏡で同時観測する「VLBI技術」で位置を精密観測するための電波源で、当初は「月面電波源」とも呼ばれ、着陸機に搭載する機器のひとつとして、月面に固定した基準局とする予定でした。こうすると、SELENE本体やRSATの軌道(位置・速度)が、地球を原点として測定するより、VRADとの差をとることにより、月に対する相対量としてより精密に決定できるようになります。
しかし、1999年のH-IIロケット8号機の失敗の後でしたか、NASDA全体でリスクのある計画は見直すことになり、SELENEでも着陸機は挑戦的要素が高いとして見送り、SELENE-B(仮称)以降で実施することになりました。着陸機の技術開発はNALが担当なので、合併前の宇宙3機関共同ミッションとしても画期的であったSELENEから、NALが降ろされる形になってしまったのは残念でした。SELENE-B以降では、ランダーにローバーも加えて、旧NAL組が捲土重来を果たしてくれるでしょう。
さて、着陸機の延期で、月への座席を失いかけたVRADでしたが、すでに設計が進んでいたRSATとほぼ同じ機体を急遽もう1機用意し、VRADのみ搭載の第2の子衛星として生き残ることができました。電波源の機器名がVRAD、衛星名がVstarと言い分けられています。

|

« 日韓航空宇宙シンポジウム | トップページ | ハイビジョンTV »

航空・宇宙・天文」カテゴリの記事

コメント

密かに第3の子衛星を隠し持っていて、「みかど」にしたら、子供の遊び「じじ・ばば・との・ひめ」が完成する。「うえすぎ」でもよいかな。
ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E9%82%A6%E6%86%B2

そういえば、「DQNネーム」の投稿によると、奥菜恵のファンなのか、女児に「おきな」と名付ける困った親がいるらしい。
dqname.jp/index.php?md=search&q=%A4%AA%A4%AD%A4%CA&sex=2

投稿: ごんざぶろう | 2007年10月16日 (火曜日) 16:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23831/16748284

この記事へのトラックバック一覧です: かぐや VRAD衛星分離成功:

« 日韓航空宇宙シンポジウム | トップページ | ハイビジョンTV »