日韓航空宇宙シンポジウム
日本航空宇宙学会(JSASS)と韓国航空宇宙学会(KSAS)の共催で、2007 JSASS-KSAS Joint International Symposium on Aerospace Engineering
が北九州市で開催されました。
JSASS的には、飛行機シンポジウムの一部で国際セッションという位置づけらしい。
場所は、北九州国際会議場。去年の宇科連と同じです。
会期は、10月10日~12日。ただし12日はテクニカル・ツアーのみで、宇科連のテクニカル・ツアーとほぼ同コースだったので不参加。10日と11日の講演会のみ参加しました。
開催の数日前になって、シンポジウムのホームページが繋がらなくなりました。サーバーがダウンしていたみたいです。最終プログラムなど確認しようにも見られず、みなさん困っていたようです。
うちの研究室からは、学生5人を登壇させました。
私は、初日午後最後のセッション“Satellite Technology I”の司会を仰せつかりました。このセッションの発表者、3名中2名がうちの学生、聴講者も7割くらいうちの学生と教員。研究室のゼミに毛が生えたようで、国際シンポジウムとしては物足りない。そういえばデブリのセッションも、九工大に占領されていたし。
初日の夕は、リーガロイヤルホテルでパーティ。
本シンポジウムのGeneral Chairmanは河内先生。私が4年生のときの卒論の指導教官です。パーティの席上で、久しぶりにお会いできました。
卒論(PDF)では、土星探査機をTitanの大気をかすめて減速させる計算をしたのですが、先生の講義でネタとして引用してくれているとのこと。私が使用したTitan大気のモデルは1970年代のレーダー観測に基づく文献(NASA SP-340)のもので、最近のホイヘンスの実測と比べるとだいぶ違っていたそうな。
2日目は朝イチのセッション“Satellite Technology II”で、うちの学生の発表はおしまい。学生一人を残してみんな帰ってしまいました。おいおい、もったいないよ。
私は午前後半の“Rocket”も聴講。永田先生のCAMUIの発表など。
午後はメインホールで招待講演を聴講。
- 韓国の無人飛行機(UAV)研究(すみません居眠りしてました)
- ボーイング・ジャパン社長のNicole Piasecki氏(若手女性です)による787ドリームライナーのPR
- ISAS・稲谷先生による再利用ロケット(RVT)
- ISAS・川口先生による「はやぶさ帰還オペレーション」
- 九工大・趙先生による衛星帯電の話
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