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2007年9月13日 (木曜日)

種子島旅行2日目(観光)

今回の旅行は、マイカー+フェリーという、学生に優しいコスト優先のんびりプラン。
そのため、都合で本隊と一緒に出発できなかった職員のT子さんが今朝出発して、九州新幹線→ジェットフォイルで来島。彼女をピックアップするため、お昼頃に西之表港へ向かう。

だいぶ早く着いたので、まずは昼食。今日は西之表の商店街にある「喜元

それから、種子島開発総合センター(鉄砲館)を見学。

さて、港でT子さんと無事合流して、南種子へ戻ります。中種子のあたりで、一面に広がるサトウキビ畑に感動した彼女、
T「(生でも)かじったら甘いのかな?あれ欲しい~。ちょっと車停めてよ。」
私「それは『畑荒らし』という犯罪です。あるいはサルやイノシシがやることです。」
T「あんなに生えているんだから、1本くらいいいじゃない」
車中一同「だ・め・で・す!」
T嬢は箱入り娘なのか都会育ちなのか、畑荒らしの罪の重さを認識していない。
私の地元の某大学ではスイカ泥棒をした学生が退学になったという伝説があるし、あらいぐまラスカルだって処分されそうになったというのに。(例え話が古い)

それでも食い下がるTさんをなだめすかしつつ、明日の打上見学の場所の下見に長谷展望公園に寄る。

今日の午後はJAXA種子島宇宙センター内の宇宙科学技術館の見学をしました。


夕食は今日も「黒潮

このあと温泉にでも行こうと思っていたところでしたが、ロケットを組立棟から出し、射点へ移動するのがまもなく始まると知りました。今夜であることは知っていたが、正確なスケジュールを知らなかったのと、どこで見て良いのか分からなかったので、見学予定に入れていませんでした。温泉に行っている時間は無いけれど、これはぜひ見たいので、今夜は宿舎でざっとシャワーだけ浴びて(そもそも湯船は無い)、再びJAXA種子島宇宙センターへ。

センター内でも、公道はまだ通行規制されていません。曲がりくねった道がせり出したところにある「ロケットの丘展望所」に行くと、小さな駐車場とそこからはみ出した縦列駐車が10台ほど、暗闇に推定20~30名の人だかりがありました。
到着したのは、21:40頃ですでに移動が始まっています。ロケット組立棟(四角い大きな建物)と射点(鉄塔が建っているところ)がライトアップされ、ロケットは見あたりません。あ、よく見たら中間に薄暗く立っていました。

これをきれいに撮影するには、露出時間が数秒間になるうえ、望遠レンズなので、三脚が必要です。他の人の邪魔にならないように三脚を立て、近くの人に「失礼しま~す」と声をかけると「Oh, tripod!」と英語で返ってきました。話すと、米国惑星協会から取材に来ているCherilynn Morrowさん御一行で、自分たちは三脚を持ってこなかったので、この夜景の写真をあとでメールで送って欲しい、惑星協会のblogにあなたのクレジットを付けて掲載したい。とのことで名刺をいただく。もちろん快諾。
(旅行から戻って、翌週に写真を送りました。彼女のPCが故障したそうで、惑星協会blogへの掲載はまだです)


やがて、ロケットが射点に近づくと、照明の中に白い姿を現し、何とも美しい光景でした。
あれが、あと13時間で飛び立つと思うとワクワクします。

夜の見学から宿舎に戻ってから、「ロケット打上見学の予習」という簡単なプレゼンを行いました。内容はSELENEの説明、九大とリレー衛星の関係、ロケットの打上シーケンスと見所の説明です。
というのも、この宿舎は町の教育・研修施設なので、観光目的のみでは宿泊できません。というわけで、まがりなりにも研究室の活動の一環としての研修活動を行ったのでした。

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