M-V打ち上げ見物
M-Vロケット7号機が、太陽観測衛星SOLAR-Bなどを乗せて、予定通りの6時36分に打ち上げられました。
打ち上げの瞬間
タワーをクリア
今までになく多くのファンに見守られて上昇するM-V。
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ロケット撮影の感想
今回のロケット撮影では、新しく購入したカメラの機能にかなり助けられました。
手ぶれ補正レンズ
AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
今回、三脚は使用しませんでした。
下の、夜景にライトアップされたM-Vは、望遠側200mm(35mm版フィルム換算で望遠300mm相当)で、シャッター速度1/30秒です。手持ち撮影での目安は「焦点距離(mm値)分の1秒」と言われているところ、その1/10のスローシャッターにもかかわらず、歩留まり半分くらいで撮れました。
上昇中の各シーンは1/250秒で撮影しています。
オートブラケッティング
ロケットの打ち上げは輝度差が大きく、露出が本当に難しい。自動露出だとロケットの炎の明るさの影響で、昼でも背景が真っ暗。自分が肉眼で見た感じとまるでちがう写真になります。かといって背景に合わせると炎が白く飛んだり、フレアでロケットが見えなくなります。どのくらいの明るさで見えるのか、事前に予測もつきにくいです。
今度のカメラはオートブラケッティング機能がついているので、1EV刻みで-2,-1,0,+1,+2の5段階の露出補正をかけて撮影しました。どれかは適性露出が得られるでしょう。
5段階の中心の露出値は、打ち上げ直前の空の明るさで測光してみて、-2~-1EVくらい露出不足になるよう、マニュアル露出モードで固定しました。そして、ちょうどよく見学会場にある電灯が空を背景に見えていたので、それをロケットの光に見立てて、あらかじめ練習しておきました。これはデジカメならでは。
- 用語説明:EVとは
- 2を底とする対数で露出光量を表したもの。
-2,-1,0,+1,+2EV は 1/4倍,1/2倍,1倍,2倍,4倍
高速連写
中級機の連写は3コマ台/秒が相場ですが、D200はプロ用なみに5コマ/秒で連写できます。
ですから上記の5段階の露出補正も、シャッターボタン押しっぱなしで1秒間で完了し、ほぼ同じ構図に収まります。
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