子供用携帯電話 vs 飛行機
しばらく前にニュースで読んだのですが、子供用携帯電話に航空各社が頭を悩ませているとのこと。
とりあえずJALの記事を紹介します。(他社も同様)
・NTTドコモ「キッズケータイ SA800i」をお持ちのお客様へ
・au「ジュニアケータイ A5520SAII」をお持ちのお客様へ
これらは、三洋から最近出た機種の機能で、通常の手順で電源を切っても、一定時間ごとに自動的に電源が入り、位置情報を送出するというもの。子供が電源を入れ忘れていたり、例えば誘拐者に取り上げられて電源を切られても、自動的に電源が入れば安心という訳です。この機能を解除するには、保護者のパスワードの入力が必要です。
ところが、夏休みの旅行シーズンで問題が表面化しました。とくにJAL「キッズおでかけサポート」やANA「キッズらくのり」など子供一人旅の場合。親と別れて待合室に入ったあとで、当該機種の所持に空港スタッフが気付いても、電源を完全に切ってもらうには、子供を見送って帰りかけている親を呼びださないといけません。読んだニュースだと、ANAで出発が20分遅れた例があるとか。
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ここから妄想。
いっそのこと、電波を遮断する容器に入れて預かるというのはどうだろう。金属の箱で、隙間が波長より充分小さければ大丈夫なはず。「白い恋人」や「鳩サブレー」の缶なんか手頃で、空港ならそのへんの売店で手に入るだろう。
もっと簡単に、アルミ箔でぐるぐる巻きにしてもよいと思う。
この考察が、児童犯罪に悪用されないことを願います。
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コメント
電波を遮断したら通話・位置確認不能になって、何かあった、という手がかりになるのでは。
アルミ箔でぐるぐる巻きは、細長い隙間ができやすいので、結構難しいと思います。
投稿: おーの | 2006年9月 9日 (土曜日) 00:22
なるほど、スロットアンテナですね。
投稿: ごんざぶろう | 2006年9月 9日 (土曜日) 12:18