ISTS(4日目)
今日は主に、月&火星探査,太陽発電衛星,小型衛星のセッションを聴講。
夕方はポスターセッションの見物。
そろそろ人が減り始めているかな。
うちの学生も今夜出発、復路も自動車で。
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ここで、今回のコングレス・バッグについて紹介しておきましょう。
まず従来のISTSのバッグについて。
従来はA4ファイルサイズ・ノートPCのキャリングバッグのような形状の、ISTSロゴ入りショルダーバッグでした。書類とノートPCくらいを入れて、機能的に使えるようにできているます。シンポジウム後も日常の仕事に使ってもらおうという意図を感じます。
しかし、難点はかさばること。帰りにこれが入る分を空けて、行きの旅行カバンを荷造りします。そして、これが2年に1個づつ増えてゆくので、始末に困ります。私は職場のロッカーに、1998@大宮,2000@盛岡,2002@松江,2004@宮崎 のISTSバッグを貯め込んでいます。MOTTAINAI けど、いいかげん処分しなければ。
さて、今回のバッグは簡素なA4縦型のトートバッグでした。
コスト削減かと思いきや、これが意外と使い勝手が良かったです。近年、ノートPCもずいぶん小型軽量化したので、これで必要十分なものが入ります。毎日、これに入る分の荷物だけ持って、会場に行ってます。
形状が安定していて、自立するのもよい。講演会場で、足下に立てて置いておけます。書類・冊子も、そのまま出し入れしやすいです。
畳んでおけるので、帰りの荷物や、シンポジウム後の収納も心配なし。買い物袋にもちょうどよさそうです。色合い的にも目立ちすぎず、ロゴも気になりません。昨年のIACもトートバッグでしたが、そっちはスーパーの買い物サイズ。今回のISTSのバッグはコンビニの買い物サイズと言えましょう。
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英語の質疑応答能力
これは、一般発表者でも見られる現象ですが、とくに学生セッションで顕著に感じたことです。
非常に流暢な英語で発表している割に、質疑応答になると、聞き取れなかったり、言いたいことが言えなくなる講演者をしばしば見かけます。おそらく、このような人は、しっかりと練習して、台詞も暗記してきたのでしょう。もちろん、それは良いことなのですが、残念なことに質疑応答での落差が目立ってしまいます。なまじ流暢に発表すると、質問者は「この人は英語が上手い」と判断して、通常の速度の英語で質問する傾向があるので、ある意味墓穴を掘ってしまいます。
それに比べ、うちの学生は(私自身も)、早口の外国人教授に鍛えられているおかげで、たとえ発音が下手な者でも、リスニングはそこそこできるし、brokenな文法でもいいから、なんとか返答します。発表と質疑の落差が見られないのです。(どっちも程々)
さて、総合的な印象としては、どっちがましだろうか?
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コメント
私の知る範囲では発表そのものより質疑応答を重視する人が多いですね。特に研究者としての品定の場合は。
日本人学生で英語発表だと英語が不自由、とも考えられますが、日本語発表で暗記して発表だけ流暢だと、研究も教官の指示に従っているだけで理解していないのではないかと疑われる場合もありますね。
暗記してはいけないとまでは言いませんが、台詞を覚えることより、論理の組み立てを頭にたたき込んでおくのが重要だと思います。
投稿: おーの | 2006年6月11日 (日曜日) 00:38