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2006年6月の15件の記事

2006年6月30日 (金曜日)

Thunderbirdの不具合

いや、本当は Thunderbird の仕様が正しくて、対応していない Outlook や Outlook Express の方が悪いのだが・・・。

ことの起こりは、仕事で私から送った添付ファイルの日本語ファイル名が化けて(そのままでは)開けない、と相手から指摘を受けたのです。もう一回送ってみても、やはり駄目。BCCで自分宛に届いているぶんは正常なのに。

「Thunderbird 添付ファイル 文字化け」でググったら見つかりました。
いや、そもそも、Thunderbird のオフィシャル・ホームページにちゃんと掲示されていました。

一部のメールクライアントで Thunderbird から送られた添付ファイル付きメッセージを受信すると、そのファイル名が正しく表示されなかったり、添付ファイルとして認識されないことがあります。

「一部の」って Outlook系じゃ大多数じゃないですか。

同じ現象はMac OS X標準の Mail.app で送った添付ファイルでも起こるそうです。Thunderbird や Mail.app は、添付ファイルの日本語ファイル名のエンコードを RFC 2231 に準拠してやっているのに、Outlook系のはこれに対応せず、独自の実装をしているかららしい。(参考にしたサイトの受け売り。専門用語が難解で、詳しいことは理解できませんでした。)
Thunderbird バージョン1.5からこの仕様ってことは、この1月からずっと気付かずに、Outlookの人へ文字化け添付ファイルを送っていたことになります。がぼーん。

Thunderbird のサイトに、対処方法が載っていたので、それに従い設定値変更して、不具合は解決されました。おばかな Outlook のほうの仕様に合わせなければならないなんて、「長い物には巻かれろ」「悪貨が良貨を駆逐する」な状態。

ちゃんと説明すると面倒なので、指摘してくれた相手先にも「Thunderbirdのバグのせいで・・・・」と、ごまかす始末。

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公式サイト以外で参考にしたページ

Travellers Tale: Mail.app や Thunderbird 1.5 の日本語ファイル名が文字化けする件
へにゃろぐ: Outlookの添付ファイル名文字化け解消

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2006年6月27日 (火曜日)

***.biz からのSPAM

数ヶ月前から、下記のドメインから大量のSPAMが届いています。拒否リストに登録すべし。
学科のメールサーバーでは、/etc/mail/accessでREJECTに設定しています。(DISCARD設定でもよかろう)

e-standard.biz
e-zone-defense.biz
englishforum.biz
esp2office.biz
eu-vest.biz
eurovest.biz
euwest.biz
expomedica.biz
first2office.biz
funeasy.biz
garageservice.biz
garageservices.biz
gels.biz
griffield.biz
guitarra.biz
paramed.biz
pellicano.biz
perlite.biz
pistonheads.biz
portsevendomain.biz
positive-id.biz
pradella.biz
prostateforum.biz
psychologen.biz
quasarman.biz
quitsmokeless.biz
repairgate.biz
repairnet.biz
scandinavian-seed.biz
scandinavianseed.biz
seaton.biz
we-help-u.biz

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2006年6月25日 (日曜日)

エリア88 単行本

20060625area88

妻のです!

貴重なビッグコミックス版。

最近、妻の実家から宅急便でいろいろ届いた物品のひとつです。

この前の荷物では、カールセーガンの「コスモス」(旺文社版)全4巻が届いたり…。

こんな妻なので、私の仕事にも理解があります。

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2006年6月24日 (土曜日)

FROM THE EARTH TO THE MOON

邦題「人類、月に立つ」
福岡の九州朝日放送(KBC)で、先週から、土曜の未明(金曜深夜)02:09-03:59に2話ずつ放送されています。宇宙ファン必見。トム・ハンクスと、映画「アポロ13」のスタッフらが、その勢いで(?)アポロ計画全体を描いた、50分×12話のTVシリーズです。

日本では初めに、1999年にNHKのBSで放送されました。日本語版の監修は的川先生です。

DVDの発売は2001年。
BOX版で15,000円(定価)。→

BS-iでも2005年から、ときどき放送しています。現在も毎週水曜20:00-20:54に放送中。
http://www.bs-i.co.jp/main/dorama/show.php?0161

NHKで放送していたとき、VHSに録画していましたが、我が家のビデオデッキはその後、故障で廃棄し、現在見られない状態。今回の放送をパソコンで録画して私製DVDにするつもり。

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内容についてちょっとコメント。
毎回、アポロ各号をそれぞれ違った視点から捉えてドラマ化しています。

個人的にとくに好きなのは、次の2つ。
まず、マーキュリー計画とジェミニ計画をざっと描いた第1話のラストシーン近く。ジェミニ宇宙船にまたがってEVAをしているオルドリン飛行士。この宇宙船はLEOを飛行しているものだけれども、前方はるか彼方に浮かぶ月を見据え、台詞はないけれど「いつか、あそこへ」と闘志を高めている様子のシーンが格好良かった。
次に第5話のアポロ9号。これは月着陸船をLEOで試験するミッションで、ドラマでは月着陸船の開発エンジニア達に焦点を当てています。エンジニア達がアイディアと試行錯誤で難題を解決してゆく過程が、工学に生きる者として共感がもてます。

賛否が分かれると思うのが第8話のアポロ13号。Amazonのレビューでもマイナス評価が目立ちます。この回はジャーナリスト達を描いています。映画の「アポロ13」とまったく違う演出を狙ってか、登場するアポロ13号は通信音声のみです。それが物足りなくて、評価が割れるのでしょうが、むしろこれはこれでリアルだと思いました。実際、事故発生後のアポロ13号からは映像通信はできず、地上の人々から見たアポロ13号の存在は音声だけだったのですから。よく語られるエピソードのCO2フィルターの工作も、図は一切使えず、言葉だけで作り方を指示したのです。

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以下が原作本の、洋書と日本語版です。
  

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2006年6月22日 (木曜日)

所用いろいろ

今日は半日お休みを頂いて(裁量労働制の範囲内)、いろいろと用事を片づけました。
犬の予防接種や、郵便局の簡保の変更手続きなど。

運転免許更新と、散髪までは時間が足りなかった。また今度です。

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2006年6月20日 (火曜日)

宇科連ウェブサイト公開

第50回宇宙科学技術連合講演会(宇科連)の実行委員を務めており、ウェブサイトは私が管理を担当しています。例によって、簡単に管理できるようWikiを使い、九大・航空宇宙のサーバー内に、バーチャルドメインとして作成しました。

http://ukaren.aero.kyushu-u.ac.jp/

さて今週になり、日本航空宇宙学会誌の6月号が配布され、公告に宇科連の案内も掲載されました。学会のウェブサイトの「講演会案内」のページからもリンクされました。(すでに6月16日に更新されていました)
したがって、いままでこっそり作ってあった宇科連のサイトも、これで正式公開です。

あちこちのページに自分用の覚え書き「あとでここに○○を載せる」などと書いたままだったので、それらを消して公開できるように仕上げをしました。

講演申し込みは6月26日~7月14日ですので、ふるってご応募下さい。
今年は第50回記念大会で、特別企画を計画していますよ。

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アマチュア無線試験申込

この8月の試験の申込締切日。

いつの間にか、日本無線協会のWWWから試験申請ができるようになっていました。2月に買っておいた申請用紙はお蔵入りです。

数日前にWWWから二級の試験を申し込んで、今日、試験費用を振り込みました。試験は8月26日@熊本。

福岡での三・四級の試験日は、能代宇宙イベントの翌日なので、うちの学生はほとんど、今回は見送りのようです。

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2006年6月16日 (金曜日)

誤字ニュース

【その1】ニュースの誤字
「サッカー=主審が日本の得点を誤診と認める、豪選手のコメント」
(6月12日 ロイター)

munouさんのところでの、コメントのやりとりから。
記事の公開当初は「誤審」だったのに、差し替えられた記事で、なぜか同音異義語の「誤診」になってしまったらしいことが分かりました。

なお、このニュースはあくまでオーストラリア選手の伝聞で、主審自身はこれを否定しています。

【その2】誤字のニュース
「ゴリン反効」(6月13日)
RKB毎日放送(動画)
北海道新聞(画像)

福岡市長宅の塀などにスプレーで落書きされました。「反対」と書きたかったようです。
ヤンキーのスプレー落書きの誤字はありがちですが、こんなニュースになると恥ずかしかろう。防犯カメラがあったそうなので、犯人が捕まるかもしれません。今ごろ犯人は報道を見て、処罰よりも赤っ恥を恐れているかも。「五輪」も書けなくてカタカナだったのでは?

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2006年6月15日 (木曜日)

Spaceflight Nowにメールしてみた

海外(主に欧米)の宇宙開発にかんするニュースサイトとして "Spaceflight Now" を愛用しています。とくに

MISSION STATUS CENTER
打ち上げの際、現地記者が文字だけですが準リアルタイムで実況する
Worldwide launch schedule
世界各国のロケットの、今後の打ち上げ予定表
のページがお勧め。

さて、"Worldwide launch schedule" とは言っても、やはり欧米の情報にくらべ、アジア圏の国の情報は欠落していたり、遅かったりします。この夏のH-IIAの打上げについても、つい先日まで

NET July H-2A · Spysats
Launch window: TBD
Launch site: Tanegashima, Japan
The Japanese H-2A rocket will launch the country's third pair of reconnaissance satellites -- one using radar observing technology and one optical. The spacecraft are classified. [Feb. 18]
となっていました。
"NET" は「~以降」の略語
"TBD" は「未定」の略語
[Feb. 18] はこの情報の更新日
です。

先月だったか、今回の情報収集衛星は光学衛星とレーダー衛星を別々に打ち上げることになったのに、まだ反映されていません。日本の衛星は out of 眼中らしいですね。
このページには「訂正,補足や更新があったらメールで教えてね」と記載されていたので、新しい打ち上げ予定と、「ぶっちゃけ Spysat だけど、公式には "Information Gathering Satellite" って呼んでね」と書き添えてメールしてみました。そして、更新してもらった現在の掲載内容はこう。

Sept. H-2A · IGS
Launch window: TBD
Launch site: Tanegashima, Japan
The Japanese H-2A rocket will launch the country's third Information Gathering Satellite optical reconnaissance spacecraft. A radar spy satellite originally planned as a co-passenger has been removed from this launch and scheduled aboard its own H-2A rocket. The classified spacecraft follow the loss of the second pair of reconnaissance satellite in an earlier launch failure. [June 14]


実は、Spaceflight Now にメールするのは二度目です。前回は、M-V 8号機/ASTRO-Fの打ち上げが、1ヶ月前になってもリストに載っていないので、サブぺイロードの "Cute-1.7+APD" のことも合わせて教えてあげたのですが、無視されてしまいました。

そういえば、今夏のM-V/SOLAR-Bも、まだ掲載されていません。また投稿しよう。

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2006年6月 9日 (金曜日)

ISTS(最終日)

講演会としては最終日。
まだ週末まで、展示会は続きます。

今日は主に、小惑星&深宇宙探査のセッションを聴講。

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金沢で見かけた雪国仕様のものについて紹介。

新潟出身の私には珍しくないのだけれど、南国のうちの学生に「これ見たことある?」と紹介して、面白がらせてみました。

20060509phonebox公衆電話にとんがり帽子

20060509shousetsu消雪パイプ

20060509signal縦長信号機

(ただし新潟に比べ、縦長率は低いようだ)

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おまけ

20060509uchukenこんなところに、うちゅうけん。

「とんバラの宇宙軒食堂」

福岡の香椎にも同じ名前のお店があったなあ。

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今夜はFarewell Party

発表によると、今回のISTSの参加者は約850人、うち外国人は約3割。講演会場ではもう少し外国人率が高いように見えましたが、日本人は必要な日だけ出席して帰る人も多いからでしょうかね。外国人はヨーロッパが多いようで、米国やアジアが少ないのが気になります。中国人が少ないのは、北京で来月COSPARが開催されるからでしょうね。

今夜のパーティは、初日のパーティに比べ、人口が減っている動きやすく、食事も十分に行き渡っていました。

次回は2008年、浜松で会いましょう。

明日、福岡へ帰ります。

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2006年6月 8日 (木曜日)

ISTS(4日目)

今日は主に、月&火星探査,太陽発電衛星,小型衛星のセッションを聴講。
夕方はポスターセッションの見物。

そろそろ人が減り始めているかな。
うちの学生も今夜出発、復路も自動車で。

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ここで、今回のコングレス・バッグについて紹介しておきましょう。

まず従来のISTSのバッグについて。
従来はA4ファイルサイズ・ノートPCのキャリングバッグのような形状の、ISTSロゴ入りショルダーバッグでした。書類とノートPCくらいを入れて、機能的に使えるようにできているます。シンポジウム後も日常の仕事に使ってもらおうという意図を感じます。
しかし、難点はかさばること。帰りにこれが入る分を空けて、行きの旅行カバンを荷造りします。そして、これが2年に1個づつ増えてゆくので、始末に困ります。私は職場のロッカーに、1998@大宮,2000@盛岡,2002@松江,2004@宮崎 のISTSバッグを貯め込んでいます。MOTTAINAI けど、いいかげん処分しなければ。

20060508bagさて、今回のバッグは簡素なA4縦型のトートバッグでした。

コスト削減かと思いきや、これが意外と使い勝手が良かったです。近年、ノートPCもずいぶん小型軽量化したので、これで必要十分なものが入ります。毎日、これに入る分の荷物だけ持って、会場に行ってます。
形状が安定していて、自立するのもよい。講演会場で、足下に立てて置いておけます。書類・冊子も、そのまま出し入れしやすいです。

畳んでおけるので、帰りの荷物や、シンポジウム後の収納も心配なし。買い物袋にもちょうどよさそうです。色合い的にも目立ちすぎず、ロゴも気になりません。昨年のIACもトートバッグでしたが、そっちはスーパーの買い物サイズ。今回のISTSのバッグはコンビニの買い物サイズと言えましょう。

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英語の質疑応答能力

これは、一般発表者でも見られる現象ですが、とくに学生セッションで顕著に感じたことです。
非常に流暢な英語で発表している割に、質疑応答になると、聞き取れなかったり、言いたいことが言えなくなる講演者をしばしば見かけます。おそらく、このような人は、しっかりと練習して、台詞も暗記してきたのでしょう。もちろん、それは良いことなのですが、残念なことに質疑応答での落差が目立ってしまいます。なまじ流暢に発表すると、質問者は「この人は英語が上手い」と判断して、通常の速度の英語で質問する傾向があるので、ある意味墓穴を掘ってしまいます。

それに比べ、うちの学生は(私自身も)、早口の外国人教授に鍛えられているおかげで、たとえ発音が下手な者でも、リスニングはそこそこできるし、brokenな文法でもいいから、なんとか返答します。発表と質疑の落差が見られないのです。(どっちも程々)

さて、総合的な印象としては、どっちがましだろうか?

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ミッション・コマンダーに関する誤報(誇張)

昨日のミッション・コマンダーの記者会見について、読売新聞の見出しが「“夫も宇宙遊泳”米の宇宙旅客機に邦人3人の搭乗決定」とされていました。どこから「宇宙遊泳」なんて尾ひれがついたのか。読者の目を引くためのデスクによる創作か?用語の区別が分かっていなくて、船内での無重量体験のことを言っているつもりか?(ふつうは船外活動のことを指します)

ちなみに共同通信(および配信先の地方紙)では「宇宙飛行でビジネスを 日本人3人もチャーター」と、3人公平な表現。

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2006年6月 7日 (水曜日)

ISTS(3日目)

昨日で発表が終わったので、今日からは気楽に聴講。

午前は、Reentry and Landingセッションを聴講。

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お昼の特別プログラムはパスして、学生らと兼六園を散策。
20060507kenroku

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みんなと別れて、私は午後一のセッション時間帯に展示会場の方を見学。たまたま行ったら、そちらの会場の方で、民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」3名の記者発表が行われている最中でした。面白そうなので聴講。
↓参考記事
5thstar_管理人_日記:民間商業宇宙飛行士「ミッション・コマンダー」決定

主役は、
(有)国際宇宙サービスの山崎氏
(有)銀河ヒッチハイカーズの星野氏
宇宙観光企画の箱田氏
20060507mc

山崎氏は「妻とどちらが先に宇宙に行けるか競争(笑)」とのこと。

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それから、展示室へ。

はやぶさ原寸モデルなど、今秋の宇科連の展示会にも出展を交渉中の物もいろいろ来ていたので、輸送時の分解や、搬入口の必要サイズ、組立所要時間など、変な質問をしてきました。「昨日もそういう質問をした人がいました」って、さては同じ宇科連実行委員の一味か!
そうそう、しばらく前にニュースで話題になった、火星基地での食料候補の、お蚕様も来ていました。元気に桑の葉を食べていました。

このLE-7エンジンの向こうで、映像が投影されているのですが、手前にも天井にもプロジェクターが見当たりません。
20060507le7
気になって探したら、大胆にもLE-7エンジンの上にプロジェクターがくくりつけてありました。緑色のガムテープ、見えますか?

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夕方は、デブリと衛星システムのセッションを移動しながら聴講。

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それから、今夜は Kanazawa Night というパーティ。
笛と琴の演奏、獅子舞。
20060507shishimai

立食マナーについて、またも大渋滞。ただし、今夜は会場の構造のせいでやむを得なかろう。食べるべき場所は屋外のテーブル、飲食物が出るのは袋小路の屋内で出入り口が一つだけ。さすがに今回は司会者から「(英語)食べ物を取ったら外に出てお召し上がりください。さもないと他のお客様が入れません」と再三アナウンスされていました。

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今日、お話しした人。

首都大:藤井先生 (テザー,ポストはやぶさ)
秋田大:秋山先生 (はやぶさ,CANSAT)
東北大:吉田先生 (宇宙ロボット)
ISAS:佐々木先生 (学生時代の研究室,SPS,テザー,デブリ,月探査)
ISAS:矢野先生 (はやぶさ)
総研大:Wさん (ロケット野郎)
九工大:Kさん (衛星野郎)

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2006年6月 6日 (火曜日)

ISTS(2日目)

私を含め、うちの研究室からの発表6件、偶然にもすべて今日でした。

【1】まず午前中に学生YTが、デブリの衝突試験の報告。
 参考リンク1「キューブサット残酷物語」
 参考リンク2「衛星の破壊試験」高速度写真

ただし、まだ自分の発表2件の準備が不充分だったので、午前中はホテルでプレゼンの準備をしていて、YTの発表は見られず。

お昼から会場に行き、お昼の特別企画、デブリのパネルディスカッションを聴講。

午後の第1セッションでは、まず学生セッションで、
【2】学生IKが小型衛星QTEX-PRの発表。
【3】学生KYがQTEXエアロブレーキバージョンの発表。
【4】それと、都合で来られなくなった学生TIの、テザー伸展制御の発表を私が代理登壇。本人ではないし、学生ですらないので、学生セッションの表彰対象外であることは承知の上。

【5】これと同じ時間枠のデブリセッションで、学生TNが低軌道のデブリモデルについて発表。しかも、うちの助教授がこのセッションのco-chair。

【6】続いて、夕方のデブリセッションで、私がテザーの生存確率について発表。

うちの研究室のメンバーは、今日で発表も司会も終わったので、夜はいい気分で居酒屋で打ち上げ。

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2006年6月 5日 (月曜日)

ISTS(1日目)

今日から第25回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)のため、金沢に来ています。

正確には、昨日から若干のイベントが始まっているのだけれど、今日から本格的な開会。

朝6時に家を出て、福岡空港から7時40分の飛行機で小松空港へ。さすが小松空港、自衛隊のF-15も飛んでいます。そこから高速バスで金沢市へ。兼六園の近くで降りて、会場まで徒歩。受付を済ませて、午前の特別セッションの会場へ行ったのが10時30ごろ。もう満席で立ち見が出て、部屋から溢れているひともいる状態。詳細プログラムを確認してみると、

9:00-9:50 Opening Ceremony

9:50-10:30 National Space Program
JAXA立川理事長と仏CNESのYannick d'Escatha理事長で「JAXA宇宙環境計測装置のCNES/Jason-2衛星への搭載に係るCNESとの了解覚書の締結について」(JAXAプレスリリース)ということをしていたらしい

Special Program Celebrating 25th ISTS(日本語)
10:35-11:05 Part 1 : Special Report
 毛利衛
11:10-12:10 Part 2 : Panel Discussion
 秋葉鐐二郎,向井千秋,小野晋也,立川敬二,的川泰宣
 (敬称略)

そうそうたるメンバー。こりゃ、客が入るわ。

講演会場に入るのをあきらめて一旦ホテルに行き、まだチェックインできないので荷物だけ先に預かってもらい、近くの喫茶店で涼みながらノートPCでプレゼンの手直し。

1時間ほどやったころ、喫茶店のガラス張りの外を、偶然にうちの学生達が通りかかりました。今回、学生達に十分な旅費を出してあげられる余裕が無かったので、学生4人+技術職員1人で、福岡から車でやってきました。今日の0時ごろ出発して、交代で運転して、約12時間かけて着いたところでした。無事に到着して何より。

学生達と、また会場に行き、受付させさせました。そこで、昨日から現地入りしていた(新)教授と助教授とも合流し、とりあえず昼食。

会場に戻り、午後一の特別セッション、National Space Program (2) を聞いたが、昨夜の寝不足が祟り、韓国の発表までは持ちこたえたものの、ぼそぼそしゃべるロシア人のところでダウン・船漕ぎ。

ホテルにチェックインできる時間になったので、いったん引き上げて休憩。ZZz

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18:30から、エクセルホテル東急にて、Welcome Reception

学生たちは、毛利さんや向井さんにサインをもらっていました。

今日のパーティーでお話した人。
 九工大:趙研究室学生ご一行,赤星研究室学生ご一行
 東大:S匂さん (初代CanSat&初代CubeSat野郎)
 首都大:W部さん (テザー)
 JAXA/IAT:W林さん (大学の同窓生)
 IHI:K澤さん (デブリ)

去年のIACよりはましだけど、相変わらず、立食マナー悪し。日本人も外国人も。
ビュッフェのテーブルを周りながら、料理を取りながら食べるな。しかも一周以上、食べながら回るな。最後尾のない行列になってしまうので、新しい人が料理に近寄れません。料理を取ったら、小テーブルに下がって歓談しながら食べなさい。とはいっても、今回は参加者数の割に小テーブルが少なかったな。

数年前、福岡でちょっとした新聞沙汰になった出来事があったのを思い出します。「食事のテーブルから離れない」で検索してみると見つかります。

食い物の恨みは恐ろしい。

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同じホテルに泊まっている、どこかの大学グループ(ISTS参加者)が、深夜まで飲んで騒いでいてうるさい。

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