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2006年6月24日 (土曜日)

FROM THE EARTH TO THE MOON

邦題「人類、月に立つ」
福岡の九州朝日放送(KBC)で、先週から、土曜の未明(金曜深夜)02:09-03:59に2話ずつ放送されています。宇宙ファン必見。トム・ハンクスと、映画「アポロ13」のスタッフらが、その勢いで(?)アポロ計画全体を描いた、50分×12話のTVシリーズです。

日本では初めに、1999年にNHKのBSで放送されました。日本語版の監修は的川先生です。

DVDの発売は2001年。
BOX版で15,000円(定価)。→

BS-iでも2005年から、ときどき放送しています。現在も毎週水曜20:00-20:54に放送中。
http://www.bs-i.co.jp/main/dorama/show.php?0161

NHKで放送していたとき、VHSに録画していましたが、我が家のビデオデッキはその後、故障で廃棄し、現在見られない状態。今回の放送をパソコンで録画して私製DVDにするつもり。

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内容についてちょっとコメント。
毎回、アポロ各号をそれぞれ違った視点から捉えてドラマ化しています。

個人的にとくに好きなのは、次の2つ。
まず、マーキュリー計画とジェミニ計画をざっと描いた第1話のラストシーン近く。ジェミニ宇宙船にまたがってEVAをしているオルドリン飛行士。この宇宙船はLEOを飛行しているものだけれども、前方はるか彼方に浮かぶ月を見据え、台詞はないけれど「いつか、あそこへ」と闘志を高めている様子のシーンが格好良かった。
次に第5話のアポロ9号。これは月着陸船をLEOで試験するミッションで、ドラマでは月着陸船の開発エンジニア達に焦点を当てています。エンジニア達がアイディアと試行錯誤で難題を解決してゆく過程が、工学に生きる者として共感がもてます。

賛否が分かれると思うのが第8話のアポロ13号。Amazonのレビューでもマイナス評価が目立ちます。この回はジャーナリスト達を描いています。映画の「アポロ13」とまったく違う演出を狙ってか、登場するアポロ13号は通信音声のみです。それが物足りなくて、評価が割れるのでしょうが、むしろこれはこれでリアルだと思いました。実際、事故発生後のアポロ13号からは映像通信はできず、地上の人々から見たアポロ13号の存在は音声だけだったのですから。よく語られるエピソードのCO2フィルターの工作も、図は一切使えず、言葉だけで作り方を指示したのです。

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以下が原作本の、洋書と日本語版です。
  

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コメント

今回の放送は民放なので、CMのぶん多少カットされていました。CM込みで50分に編集されています。やっぱりDVD買おうかな。

投稿: ごんざぶろう | 2006年6月24日 (土曜日) 11:13

結局、買いました。大学生協で12,750円。
自分へバースデープレゼント?

投稿: ごんざぶろう | 2006年6月30日 (金曜日) 23:31

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