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2006年4月 5日 (水曜日)

航空宇宙学会誌の「年間展望(2005)」

航空宇宙学会誌の3月号には、毎年その1年を振り返る「年間展望」という特集記事があります。昨年末に、その宇宙関係部分の草稿を見せて頂き、コメントを求められる機会がありました。そこで、自分と関わりの深い、大学での衛星開発についての記述が、ちょっと物足りないと感じたので、加筆案をコメントをさせてもらいました。編集委員長からは、すでにページ数が超過しているので難しいですが、できるだけ対応しましょう、とのお返事を頂きました。先日、3月号が届いて見てみると、すべて反映してくれていました。ありがたや。

草稿をどなたが執筆したのか存じ上げないので、原文を引用して指摘するのははばかられますが、要約すると「東大・東工大が衛星の投入に成功し、2005年度以降も打上計画がある」という程度。衛星名も「キューブサット」というキーワードも出てこない。文脈からすると、「成功した」と言っているのは2003年のXI-IVとCute-Iのことで、せっかく2005年に打ち上げたXI-Vが登場していないのは、今回の年間展望の話題としてもったいない。これは10月だったので、草稿の執筆には間に合わなかったのかもしれません。しかし、他の衛星プロジェクトの文面を参考にすると、現在運用中の衛星と、すこし先の予定まで含めて、何が(固有名)、いつ、どのロケットで打上か書いてあったので、それと釣り合うように、2005~2006年予定のキューブサット達を登場させて、加筆提案したのが以下の文です。

UNISECに参加する研究室の活動では,約10cm立方で1kgの超小型衛星「キューブサット」の開発が盛んである.2003年に打ち上げられた東大のXI-IVと東工大のCute-Iは,打上げから2年を経過して稼働を続け,民生部品での低コスト衛星の可能性を示している.2005年10月27日には,東大の2機目のキューブサットXI-VがロシアのKosmosロケットで打上げに成功した.日本大学のSEEDSが2005年度にロシアのDneprロケットで,2006年2月には東工大のCute-1.7が,2006年夏期には北海道工大のHITSATが,それぞれM-Vロケットのサブぺイロードとして打上げ予定である.

SEEDSは、執筆時点で日大のCubeSatのウェブサイトで見て、「2005年度」と書いたのですが、今のところ「2006年5月」だそうです。
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日大のCubeSatのウェブサイト 4月10日付
さらに「2006年内」になりました。相手の都合で、待つしかないのは相乗り衛星の宿命です。はあ~。

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