「スペースシャトルの落日」読了
私がスペースシャトルに出会ったのは、小学2年生のとき(1977年)の学研の科学。そこには、シャトルの打上から帰還までのシーケンスのイラストが描かれ、滑空試験機エンタープライズ号の写真もあり、「来年には初飛行」と謳われていました。しかし3年生になっても、4年生になっても、スペースシャトルの特集記事があるたびに、いつも「来年には・・・」で、一向に縮まりません。ようやく初飛行があったのは1981年、6年生の4月でした。
一応、アポロ11号とほぼ同時の生まれですが、物心ついたころには、アポロ計画は終了しており、ソ連の情報は入ってこなかったので、これが初めてリアルタイムで見た有人宇宙飛行でした。
このようにシャトルを待ち望んで育ったので、この本の視点から言うと、私もシャトルの宣伝キャンペーンに見事に洗脳されていた訳ですね。シャトルは実に合理的なシステムで格好良く思えました。・・・・子供のころはコストに興味ないし。
ここまで信じていたモノを否定する本だと分かって買ってはいたのですが、読んで後味が悪くならないだろうかと、一抹の不安がありました。実は、買ってから長らく積ん読している間に、妻に先に読まれてしまい、「面白いよ」と聞いていました。そして、冬休みに入ってから本書を読み始めました。
感想を手短に
ここまできっぱり「世界中が迷惑した」「コンセプトが間違っている」「ろくでもないもの」と一刀両断にしてくれると、かえって「痛快」な感じがしました。
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