IACの後で(土曜) CANSATコンペ@福岡
昨年につづき2回目の福岡開催。昨年は稲刈り後の水田で行いましたが、今年は九大新キャンパスの一角、造成工事中の空き地で行いました。また、今回はIACの一環として、海外の学生も巻き込んでの大会です。去年はK村君と、土地使用のため農協に説明に行ったりしましたが、今回は鶴D君に任せっきり。私はヘリウム購入の業者を指示した程度。気球の準備は今回も東大の中須賀研(CubeSatの打上直前で超多忙だったはず)にお世話になりました。そのほか、ちゃんと把握していないのですが、日本宇宙フォーラムやUNISEC/UNISONが立ち働いていたようです。みさなん、ありがとうございました。
さて、朝から風が強く、時折雨も降る悪条件。一昨年、九大の気球の紐が切れて飛び去ってしまった事故が思い起こされ、不安になります。
新キャンパスには「プロジェクト室」という2階吹抜けの大きな実験室が用意されています。これは研究プロジェクトが競争的に使用する部屋で、いずれ真空チャンバーや加振機が置かれる予定ですが、まだ引っ越したばかりでどうせ空室なので、今回の学生作業部屋に使用を許可していただけました。ここへ入るような実験は、見栄えがするものだろうから、吹抜けに面した2階廊下の窓から見学できるようにできています。
そこでCANSATの最終調整をする国際混成チームの学生たち。
送迎の西鉄バス「CANSAT御一行様」
九大の1回目のフライト(未遂)。放出前にキャリアの上からパラフォイルが飛び出して開いてしまったらしい。
結果は下記に譲ります。
川島レイのレイランド「究極のカムバック」
香川衛星開発プロジェクトBlog
秋大カンサット物語
PLANET-Q
個人的に、常連チームより、新参チームを応援したくなります。昨年からCANSATに参加し、初フライトだった昨年の福岡大会では、精巧なメカのCANSATが水田に墜落してしまい、雪辱を狙う香川大さんと、今年からCANSATを始めて能代イベントからデビューした秋田大さんの活躍に期待しています。
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これにて、IAC関連の怒濤の一週間、大団円。
(下の記事に写真を追加しました。エピソードを加筆したものもありますので。ぜひ、ご再読を。)
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コメント
ごんざぶろうさん、お疲れ様でした。
プロジェクト室を上から見ている写真は、何だか、ごんざぶろうさん「らしい」アングルだな、と昔のことを思い出しました。
昔、「他の人とは違うアングルを求めるのだ」というようなことをおっしゃっていたような…
投稿: dtk1 | 2005年10月29日 (土曜日) 23:41
そんなこと言ってたかな~(遠い目)。言ってたかも。
この写真は、単に見学用の2階廊下の窓から見下ろしたので、意識して凝ったつもりはなかったです。でも結果的に、おもしろい絵になりました。
投稿: ごんざぶろう | 2005年11月 6日 (日曜日) 23:39