« 9月12日「宇宙の日」 | トップページ | 研究室の引越し荷造り »

2005年9月14日 (水曜日)

空力加熱

「ようこう」の大気圏突入に関するニュースについて。

共同通信(9月13日)
「420キロの機体は大気との摩擦で燃え尽き、消滅した。」
朝日新聞(9月12日 予報記事)
「大気との摩擦で燃え尽き、残骸(ざんがい)が地上に落下する可能性はないという。」

やれやれ。
「いじわるな検索」サイトの、「摩擦熱」の項目にも書きましたが、しつこく言わせてもらいますよ!
大気圏突入時の主たる加熱は「輻射加熱」であり、「摩擦加熱」より遙かに大きいです。「摩擦加熱」が支配的なのは超音速機くらいの速度です。

参考までに、JAXAのプレスリリースを見てください。
9月8日の予報記事
9月13日の結果報告
単に「焼損」と表現され、どこにも「摩擦」とは書かれていません。

「大気との摩擦」は一般に信じられているので、新聞記者が慣用句的に付け加えたものでしょう。ちなみに、読売毎日はJAXA発表に忠実で、余計な「摩擦」は着いていませんでした。

(ニュースのリンクは、恐らく数日で切れます)

|

« 9月12日「宇宙の日」 | トップページ | 研究室の引越し荷造り »

航空・宇宙・天文」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23831/5934873

この記事へのトラックバック一覧です: 空力加熱:

« 9月12日「宇宙の日」 | トップページ | 研究室の引越し荷造り »