山口大・藤沢助教授ら メタノール・メーザー天体を発見
山口大理学部の藤沢健太助教授(37)らのグループは20日、メタノール・メーザと呼ばれる強い電波を放射する天体を15個発見したと発表した。地球に最も近い天体で2千光年程度の距離ではないかと見ている。山口市仁保の国立天文台山口32メートル電波望遠鏡で調査した成果。日本を含め世界で約500個の発見例があるが、国内の大学による発見は初めてという。・・・(中略)・・・星として生まれている可能性のある天体約1660個を候補に、1個ずつ約3カ月かけて調査した。・・・(後略)
藤沢先生、やるなあ。
→ 山口大学理学部 藤沢研究室のサイト
観測系の天文学は地道な作業です。藤沢先生が学生のころのエピソードを、かつて読んだのを思い出しました。
大型望遠鏡で撮影された銀河団の写真に、無数に写っている微小な銀河をひとつひとつ、形状(楕円/渦巻/棒渦巻)と、右巻か左巻かの分類をするという作業をやったことがあるそうです。
私が修士課程の学生としてISASに入ったころ、隣の研究室には博士課程の藤沢先輩が、その2つ隣には最近北海道衛星で活躍している佐鳥先生が博士課程でいらっしゃいました。
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コメント
高校生がメーザー天体発見、という記事を見て「メーザー天体」を検索した結果、ここにたどり着きました。
トラックバックさせて頂きました。
投稿: 西村 旅号 | 2005年8月18日 (木曜日) 23:12