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2004年3月の27件の記事

2004年3月31日 (水曜日)

X-43A

X-43A Soars on Scramjet Power

The unpiloted vehicle's supersonic combustion ramjet, or scramjet, ignited as planned and operated for the duration of its hydrogen fuel supply. The X-43A reached its test speed of Mach 7, or seven times the speed of sound.

具体的な速度を知りたくて計算してみました。
地上での音速は約340m/sですが、問題は音速は気温の平方根に比例して変化するということ。そのためまず気温を見積もります。

高度95,000ftとのことなので、メートルにすると約28956m
 ↓
理科年表の「標準大気」の表で見ると、
高度28000mで気温-46.5℃、高度30000mで気温-48.5℃
線形補間すると高度28956mで気温は約-47.5℃。絶対温度では約225.6K
 ↓
音速の理論式は√(κRT)
 κ:空気の非熱比は1.402
 R:空気の気体定数は287.1J/kg K
 T:気温は225.6K
これらを入れて計算してみると、この飛行高度での音速は約301.3m/sとなりました。時速にすると約1085km/hですね。

M7だと約7600km/hか。

さて、10秒間の推進でM4.5からM7に加速というと、単純計算だと
(7-4.5)*301.3/10=105.5m/s2
Gでいうと10.8Gの加速!・・・すげえ。

ただ、ちょっとニュースの表現が気になります。私が見た範囲ですが
「ペガサス・ブースターからの分離時がマッハ4.5」
「その後の自由飛行中の10秒間、自力飛行した」
「最高速度はマッハ7を達成」
こうなので、10秒間の推進の直前・直後の速度が、M4.5とM7とは言っていません。NASAの原文をもう少し詳しくあたってみようと思います。

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3月31日午後 追記

あれれ、

読売では
「ロケットの噴射で高度3万メートル、マッハ4・5にまで達した後、ロケットから分離して約10秒間にわたり自力飛行した。」
WIREDでは
「ブースターロケットでおよそ時速5600キロに加速されたX-43Aは、その後(ブースターから切り離され)、音速の7倍をわずかに上回る最大時速8000キロメートルあまりに達したという。」
だけど、NASAのページでは
Plans call for launch of the Pegasus booster from the B-52 at about 2 p.m. PST to accelerate the X-43A to its intended speed of Mach 7.
・・・ブースターでマッハ7まで加速って書いてあるぞ。

JAXA角田宇宙推進技術研究所の最近の成果でも、かろうじてプラスの推力が出た、つまり吸い込みの抵抗よりわずかに大きい推力が出て、一応加速できる、というレベルだったはず。

相手はNASAとはいえ10Gは出すぎだろう?さて真相はいかに。

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4月2日午後 追記

CNN(英語版)では
Pegasus, which flew to nearly 100,000 feet, reached a speed of Mach 5, or five times the speed of sound, preliminary data on the test flight showed.
The needle-nosed scramjet then reached a maximum speed of slightly over seven times the speed of sound, or about 5,000 mph (8,000 kilometers).

マッハ5から7に加速しているなあ。

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2004年3月29日 (月曜日)

ボスの忘れ物 完結編

ボスが帰国しました。
結局、どうにもダウンロードできなかったそうで、現地で間に合わせのプレゼンを作ったそうです。←それができるあたりが偉い人です。

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花見~二日酔い

27日の土曜日の夜、近所の舞鶴公園(福岡城趾)に花見に行きました。
不覚にもひどく酔ってしまい、メンバーの方々に送っていただく羽目に・・・反省。

翌日は二日酔いで、一日寝ていました。・・・反省

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2004年3月26日 (金曜日)

Solaris9 インストール

クラッシュした研究室のサーバーのHDDの代品が昨日届きました。
しかし昨日は卒業式で時間が無く、今朝からインストール作業を始めました。
いままで何度かトラブルがあっても、サーバー設定を引き継ぐために「アップグレードインストール」でごまかしてきましたが、長年のゴミが溜まってきて、ちょっと動作にあやしいところが出てきました。(新しいapacheやsambaがmake出来ないなど)
私もだいぶSolarisが管理できるようになってきたので、この機会にクリーンインストールに挑戦してみます。

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2004年3月25日 (木曜日)

卒業式

今日は九大の卒業式でした。
卒業生は9時頃から記念講堂で全体の式典
13時~ 学科で祝賀会(卒業生&教職員で飲み)
15時~ 各研究室に分かれて2次会(ここから研究室の在校生も合流)
 酒瓶を持って他研究室の先生にお礼参り挨拶回りをする学生も。
19時~ うちの研究室は天神の居酒屋で3次会
私はここまで。その後、学生はカラオケへ行ったようです。

例年、院試の打上と卒業式は、激しい飲みになり、翌日の研究室がゲロ臭くなっていたりするのですが、今年はうちの研究室は大人しい飲み方で、つぶれる学生も出なかったようです。

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2004年3月24日 (水曜日)

河内教授

今日は、日本航空宇宙学会西部支部の支部総会がありました。そのなかに特別講演として東大の河内教授が招待され「昆虫の飛行」について講演されました。
河内先生は私の卒論のときの指導教官で、私の結婚式にお呼びして依頼、6年ぶりにお会いしました。
私の卒論のテーマは、土星探査機の減速のため、衛星タイタンの大気に浅く突入する「エアロブレーキ」についてでした。河内先生がこんど東大の大学院で惑星探査機の講義をすることになり、対象天体をタイタンにしたのだそうですが、タイタンの大気モデルについて、私が十数年前に卒論で引用したデータ(古い)と、現在Arizona大のWebから入手したデータ(それも信憑性が怪しいらしい)とで、地表の大気圧が大きく異なっていたそうです。それで、こんどタイタンの大気について教えて欲しいと言われました。恩師からこのように相談を受けるのは嬉しいものです。

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ボスの忘れ物2

昨日、23日の夕方になりますが、ボスより国際電話。パリは23日の朝で、これから会議。会議の事務局に寄って、そこのスタッフにダウンロードしておいてもらったプレゼンファイルを受け取ったが、ファイルが壊れている、とのこと。それでまた、20MBのファイルとの格闘が再燃しました。

圧縮せず、ファイル名も無難なものにして、サーバーに置く
 → それでも、ダウンロードが途中から進まない、との電話あり
ファイルを分割してみる
 → 私がWindowsで使っている圧縮ソフトには分割機能がなかった
MacのZipItで分割して、サーバーに置く
 → その後、ボスから返事なし。会議が始まってしまったか?
Macで分割というのが不安だったので、自分でもダウンロードして再結合してみる
 → エラー!
より原始的に、プレゼンのシート数枚ずつ、ファイルを区切ってみる
・・・・
それからしばらく研究室に待機していまいたが、ボスから連絡はなし。
(ファイル操作と待機で、2時間半くらいかけました)

それから一日たち、今日の夕方まで、ボスから連絡はなし。
どうにかなったか、まったくお手上げだったか、どちらかでしょう。

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2004年3月23日 (火曜日)

現代奇談

現代奇談
都市伝説を紹介・考察しているサイトです。ほか、チェインメールで広まる怪談や、口裂け女や人面犬といった現代妖怪など、なかなかに読み応えあります。

有名なところでは、
・電子レンジで猫を乾かして訴訟
・サブリミナル効果の実験でポップコーンの売り上げ増加を確認
・レミングは増えすぎると集団自殺する
・マックのハンバーガーには○○の肉が入っている(○○には諸説あり)
・この町の大型商業施設のトイレで幼女が乱暴されて云々・・・という同じ噂が各地にある

なかには私も信じていたものもあり、目から鱗でした。

-----2007/7/5追記-----
「現代奇談」は2005年4月頃から更新が停止し、2006年4月頃にサイトが消失しました。
管理人さんがご健在なのか心配です。

↓こちらに現代奇談サイトのアーカイブがあります。
http://web.archive.org/web/20050328044119/http://osi.cool.ne.jp/

「現代奇談」管理人さんの著書
  

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2004年3月22日 (月曜日)

宇宙の「温かいガス」観測 行方不明物質の謎、解明か

宇宙の「温かいガス」観測 行方不明物質の謎、解明か(Yahoo/共同通信)
 銀河と銀河の間を満たしていると考えられているが、観測できず存在が謎だった「温かいガス」をとらえることに、宇宙航空研究開発機構などが初めて成功、22日から名古屋市で開かれる日本天文学会で発表する。
 宇宙にある星や銀河、既に発見されていた温度1000万度以上の高温ガスなどは、すべて合計しても、あるはずの量に足りず残りは行方不明だった。同機構の藤本竜一助手は「行方不明の物質のほとんどが温かいガスの可能性がある。観測を増やして立証したい」と話している。(以下略)
これ、たぶん漢字の変換ミスで、天文部の先輩だった、藤本一さんだと思う。大学時代からずばぬけて優秀なかたでした。

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ご当地チェック

Mewさんのサイトで紹介していた、Web永浜商店のご当地チェック、とても面白かった。
私は新潟県を離れて長いせいか、新潟県ネタがそれほど分からなくなってしまっていた。
(挙げられていた新潟県のネタが、インパクトに欠けるものだったせいもあろう。)
それより、学生時代にいた神奈川県や、現住地の福岡県のほうがウケた。

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人力飛行機で日本新記録

人力飛行機で日本新記録(Yahoo/共同通信)

鳥人間コンテスト常連の日大チームが、12km(暫定)飛んで日本記録だそうです。
「鳥人間コンテストで、もっと飛んでいるじゃないか」と思うひともいるかもしれませんが、あの高さ10mのプラットフォームから発進するのは、鳥人間コンテスト独自のルールなのです。たしか世界記録も公式には平地から滑走し離陸だったと思います。

あの、プラットフォームからのダイブは、そもそも滑空機向けですね。人力プロペラ機にとっては、離陸失敗のリスクを増すのではないでしょうか。
しかし、それが「一発勝負」を演出して、番組として感動を与えるのでしょう。

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ボスの忘れ物

うちのボスは大事な会議で今日からパリへ出張です。
今朝、関空から電話をもらいました。プレゼンに必要なファイルをひとつ、デスクトップPCからノートPCにコピーし忘れてきてしまったので、デスクトップPCにあるそのファイルを、現地の事務局宛にメール添付で送っておいてくれ、とのこと。しかも20MBもあるので、決して彼自身宛には送るなと。
なんとか英語で、事務局宛の依頼文を書き、ファイルを添付し、送信。メール添付にエンコードされると実際は30MBになりました。

・・・しかし予想はしていたが、大きすぎて向こうのサーバーで受信拒否。このエラーメールと、自分宛にBCCしていたぶん、合わせて60MBのメールにより、POPFileのSPAMフィルター処理がハングアップ。やれやれ、泣きっ面に蜂。

POPFileは、スプールファイルを手動で削除して復旧。
作戦変更し、ファイルはWWWサーバーにのせてダウンロードしてもらうことにした。
(大きなファイルは、その方法がスマートと思っているが、添付がボスの指示だったから。)

先に書いたように、研究室のWWWサーバーは故障中で、私のMacのWeb共有機能で、臨時運用しているところ。こいつが大きなダウンロードの負荷に耐えられるか不安なので、そこに件のファイルを置き、いちどダウンロードのテスト。ちゃんとできるようなので、先の英文メールを、添付ファイルからダウンロードの依頼に書き換え、再送。

とまあ、ボスの忘れ物のフォローで、2~3時間つぶしてしまいました。

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人工衛星「おおすみ」が切手に

特殊切手 「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第4集」の発行~科学技術&アニメーション~(郵政公社)
「おおすみ」郵便切手に!(宇宙研)

日本初の人工衛星「おおすみ」が、記念切手に載ります。
どうもガッチャマンが主役で、「おおすみ」などの技術ものはオマケみたい。
明日発売とのこと。

この切手シリーズの存在は見逃していたけど、航空宇宙ものは
第1集にH-IIロケット
第2集に成層圏プラットフォーム飛行船 (←総務省が関与してるから?)
が登場してました。

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2004年3月21日 (日曜日)

ひでゆきの小ネタ部屋

ひでゆきの小ネタ部屋 というサイトの、「言葉の誤用の小ネタ」のページは、非常に用例が多く、勉強になります。私も、知らずに使っていた誤用を、たくさん気付かされました。
誤用のタイプ別に、

・読み・書き  ・読みかた  ・書きかた
・区別してほしいもの
・勢いで間違えるもの・ほとんどギャグのもの etc.
・慣用的な重複表現
・表現が分かれるカタカナ言葉  ・区別してほしいカタカナ言葉
・地名・人名
・日本語と一緒に使われる英表記
・企業・組織名   ・記号つきタイトル・固有名詞
・広まっている慣用表現
・意味の区切りと語感の区切り
・コンピュータ用語・ワープロの誤変換
と、分類されています。

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2004年3月20日 (土曜日)

【譲る】Macintosh LC475

下記のMacintosh、欲しいかたがいれば送料のみでお譲りします。
(前に、ヤフオクに出してみたが、値が付かなかった・・・。)

古いし、改造してあるので、上級者むけです。
質問は、この記事にコメントを付けてください。

Machintosh LC475
 筐体:1992年購入のLC II のもの。
    1994年にロジックボードアップグレードしました。
 CPU:MC68LC040 25MHz → 33MHzにクロックアップ
 RAM:20MB
 HDD:500MB (OSインストール済み)
 AppleキーボードII(ASCII配列),ADBマウス

数年、動かしていないので内蔵電池は切れていると思う。

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2004年3月19日 (金曜日)

desktop computer = 電卓?

これは以前、他サイト(komori.biz)へ投稿したアーティクルです。
(あまり読まれなかったようなので、自サイトにて復刻)


desktop --- 2003年12月15日(月) 00:21

そういえば "desktop computer" って、文字通り訳すと「卓上電子計算機」・・・「電卓」になってしまいますね。

「電卓」はすっかり定着していて、小型化しても「卓」の字を捨てられなかったのでしょう。
パソコンも個人用計算機と言うより、今や多目的な情報機器だし。

中国語の「電机」もデスクトップ型を意識した訳語だろうけど、ノートPCにも使うのかな?

原文を一部訂正しました。

なお、その後、
中国語で「机」は「機」と同じで、deskを意味するとは限らない、という情報をいただきました。

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アスキーアート

これは以前、他サイト(komori.biz)へ投稿したアーティクルです。
(あまり読まれなかったようなので、自サイトにて復刻)


アスキーアート --- 2003年12月12日(金) 19:11

アスキーアート(AA)、とくに最近2ちゃんねるなどで流行っていますが、
ASCII文字とは、英語圏のコンピュータ用文字コード、ですから日本語の全角文字で作った絵までもアスキーアートと呼ぶのは、本当はおかしいです。
無理に呼称をつけるなら、「テキストアート」とか、(誰もそう呼ばないけど)「JISアート」とでも呼ぶべきでしょうか。


文字コードの厳密な定義を論じると、けっこうややこしく、ネット上で論争にまで発展する例をみることがありますね。半角文字でもカナや¥記号はJISだし、英数字でも日本語のフォントものは厳密にはJISだ・・・など。

ネット上でちょいと検索してみたら、2ちゃんねる上で、熱心に「アスキーアートと呼ぶのはおかしい」と主張してるひとが、「何をいまさら」「いちいちうるさい」という感じで、あしらわれていました。

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オートマ

これは以前、他サイト(komori.biz)へ投稿したアーティクルです。
(あまり読まれなかったようなので、自サイトにて復刻)


オートマ

2003年12月01日(月) 19:52

自動車の自動変速、"automatic transmission"の略称は、頭文字の"AT"もありますが、一般的には「オートマ」でしょう。これは色んな点で興味深い事例だと思うのです。

【考察1】変なところで切られている
自動車以外の分野の自動化では、「オート」で区切るものが多いと思います。曰く、オートフォーカス、オートパイロット、オートリバース等。しかしATのことを「オート」とは言わないし、逆に他分野の製品の自動化を「オートマ」と言っても変です。なぜ車に限って「オートマ」なのでしょう。

    〔仮説1〕"auto"だけでも自動車を意味するので紛らわしい。→でもそれは英語での話しで、日本語ではそこまで影響力ないと思う。
    〔仮説2〕「ロマン+チック」や「乙女+チック」の類推で、「オートマ+チック」という語感だった?→チックを除いた前半だけでは意味が通じないのに。
    〔仮説3〕とにかく日本人はカタカナ語を4文字(あるいは4音節)に略したがるから。→その際、2単語のそれぞれの頭とって「オートラ」と呼んでも良かっただろうに。

【考察2】後半が略されて何が自動か分からない
自動化について、カメラの例と比較してみましょう。カメラはいろいろな機能が段階的に自動化されてきました。
 自動露出:auto exposure (AE) (または電子露出の略でEE)
 自動巻上:auto winding (AW)
 自動焦点:auto focus (AF)
 ・・・さらに、自動フィルム装填、自動フラッシュなど
これら種類の違う自動化を区別するため、「オート○○」を呼び分けます。(ただし、単に「オート」と言った場合、今では全自動が普通ですが、私がカメラを始めた20年前には、AEを意味することが多かったです)
また、意図的にマニュアルモードに切り換えたりするので、AEに対してME、AFに対してMFという呼称もあります。
さて、車の話に戻ります。車でもATに対してMTと言います。これはカメラの例と同じ用法です。しかし「オートマ」は何が自動なのか分からない略語です。これで通用するのは、不思議と車には他に「オート○○」がないからでしょう。他にオート○○と命名してもよかったであろう機能は、パワーウィンドウ、ABS、などとと命名されました。今後、もしAT以外に"automatic ***"なる機能が付加されたらどうなるか、注目しておきましょう。

----------
2003年12月03日(水) 19:05

補足です。(こんなに書きましたが、私自身、とくに車マニアではありません)

自動車も、パソコンと同じくらい、独特の文化を形成していますよね。
とくに趣味的に熱中するひとに、若い人がおおいせいでしょうか。

と言うわけで、車用語に関しても同様にウププの宝庫でしょう。
例えば、私のサイトでも採りあげている「パッシング」なども、元の英語のpassingとは意味がずれて使われています。

自動車の部位を差すカタカナ語も、英語/米語とかなり違うんですよね。
ハンドル   (steering) wheel
ドアの取手  handle
ボンネット  hood(米)/bonnet(英)
トランク   trunk(米)/boot(英)
パンク    puncture/flat tire
ウィンカー  blinker
クラクション horn

----------
2003年12月03日(水) 19:05

さらに思い出しました。

トランスミッションのことも、なぜか「ミッション」と変な略されますね。
missionなんて、まったく別の意味になってしまうのに。

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「ホ」と「フォ」

これは以前、他サイト(komori.biz)へ投稿したアーティクルです。
(あまり読まれなかったようなので、自サイトにて復刻)


「ホ」と「フォ」 --- 2003年9月13日(土) 23:47

その1「プラットホーム」

プラットフォーム(platform)の省略形は、なぜか「ホーム」
これではhomeと区別がつかないではないか。

略さない形でも、「プラットホーム」が多数派のような気がする。
むしろ「プラットフォーム」と言うと、気取っているような印象をもたれる。

ちなみに、秋葉原にあるPC店「ぷらっとほーむ」のアルファベット表記は Plat'Home である。
http://www.plathome.co.jp/


その2「アルミホイル」

通常は、アルミ箔(aluminum foil)のことである。これも「アルミフォイル」というと、気取っている感じがする。
紛らわしいのが、自動車のアルミ製車輪。一般的なカナ表記は「アルミホイール」だと思うが、「ホイル」という表記も多いです。英語では「ウィール」に近い発音ですね。

どちらも、ファイル名が "hoil.html" のが結構あり、笑ってしまう。

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ヒラヤマ!

研究室の学生にはサッカーファンが多い。
「ヒラヤマ」との呼び声につい反応して振り返ると、サッカーの話題だったりする。
鈴木さんや田中さんは、こんなことに慣れっこなのだろうか?
ヒラヤマは有名人に少なかったので、変な感じです。

ヒラヤマ姓の有名人というと、知っているのは
 平山郁夫(画家)
 平山あや(アイドル)
 平山相太(サッカー)
 平山征夫(新潟県知事)

検索してみると、知らないけれども
 平山智規(サッカー)
 平山愛子(グラビアアイドル)
 平山さとみ(芸能人)
 平山みき('70年代の歌手
 平山晃哉(野猿のメンバー)
こんな方達もいますね。

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QRコード

俗に「2次元バーコード」と呼ばれているものの一種である。
(「もはやバーとは呼べないだろう」と茶々を入れたくなる)
最近、カメラ付き携帯電話にもQRコード読み取り機能が搭載されてきたこともあり、個人ユースにも普及するかも知れません。

じつは、友人のサイト Mew's Room のトップにQRコードが載せられているのを見て「面白そうだな」と思い、ちょいと調べてみました。

φ(..)メモメモ
開発したのはデンソー。
まずJISに認定され、最近ISOにもなった。

何か使ってみたくなって、QRコード作成のフリーソフトeasyQRをダウンロード。名刺の情報をQRコードにして、名刺の裏面に印刷してみました。

専用アプリを使わなくとも、WEB上でQRコードを生成してくれるサイトもあります。
http://www.swetake.com/qr/
http://qr.from.jp/

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2004年3月18日 (木曜日)

べにてんぐの会

muscaria_wきのことともに べにてんぐの会

きのこ観察を中心にした、自然愛好サークルです。

もとはというと、大学の天文部から派生して出来たサークルです。東京では星がよく見えないため、天文部の夏や秋の合宿は、山梨県の乙女高原や八ヶ岳中腹で行っていました。そのロッジ周辺のカラマツ林は、おいしいハナイグチや、美しいベベニテングダケ(弱毒)がたくさん生えるのです。そんなきっかけで、天文部の一部にキノコに興味をもつ人たちが現れました。
やがて、天文部から独立して、大学のサークルでもなく誰でも入会できる市民サークルとして発足したのが「べにてんぐの会」です。

(暴走族か、時代劇の盗賊団かと見まがう名前ですが、怪しくありません)

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携帯電話の電源を切ろう!

keitai→ 「風の馬」

病院・混雑した場所では、携帯電話の電源を切りましょう。

個人的に気になるのが、電車や、とくに地下鉄でよく耳にする「切れるから。じゃあね!」という言い回し。とりあえず切ってくれるだけでも良心があるほうだと言えますが、できればもう少し能動的に、「切れる」じゃなくて「切る」にしませんか。
運転中も切ろうね。

飛行機でも、飛行中にONにする人はほとんど見なくなりましたが(自分も危険だから?)、着陸後すぐ、降機待ちで行列している時点でONにする人がかなり見受けられます。着陸後に「携帯電話の電源は、飛行機をお降りになってからお入れ下さい」(つまりドアを出てから)とアナウンスしているのに、守られていませんね。
ただし、以前コンチネンタル航空に乗ったら、搭乗後でもドアが開いている間はOKとアナウンスしていました。航空会社によるのか国によるのか分かりませんが、多少ルールが異なるようです。
自分としては、ボーディングブリッジを渡り終え、空港ビル内に入ってからONにすることにしています。

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博多「長浜」ラーメン【長浜将軍】


【長浜将軍】ホームページ

【長浜将軍】楽天ショップ

ラーメン400円~,替玉50円
自家製餃子と辛子高菜が名物!

ライバルの「元祖長浜屋」ほうが有名だが、将軍のほうがおいしいと思う。

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リンク集

まずは、旧サイトのリンク集に掲載していた、おすすめサイトの紹介文でも投稿していこう。

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2004年3月17日 (水曜日)

SPAMとの闘い

現在、3段階でSPAMを除去している。その手順を紹介しましょう。

(1)職場のメールサーバー全体の設定
まず、メールサーバーソフトsendmailのフィルタ機能を使い、特定のドメインからのメールに対し、サーバーへの着信を拒否する。私もこのブラックリストをいじれるので、自分宛にしつこく来たSPAM送信者をぼちぼち登録しています。
さらにSpamAssassinというソフトも連動しており、メール内容を分析して、どの程度SPAMらしいか評価してくれる。現在はこれが5.0点以上だと配信されずに削除される設定になっている。(SpamAssassinは私の管理外)

(2)メールサーバー上で、さらに自分宛のメールに対するフィルタ
これにはprocmailというソフトを使っている。これも職場サーバーにインストールされているものの、設定にはUNIXの知識が必要で、敷居が高いためか、数人しか使っていないようだ。
留学生がいるため、上記の職場サーバー全体の設定で韓国語・中国語のメールを拒否する訳にいかないが、この段階で私宛の韓国語や中国語のSPAMをブロックしている。
誤って大事なメールを失うのを避けるため、この段階までのフィルタのルールは、完全にSPAMと断定できるものしか削除しない。

(3)受信するパソコン上でのフィルタ
職場以外のアカウントのメールも、ここから合流してフィルタリング開始です。
ここで、サーバー上のメールを半自動で削除するソフトを使います。本文を受信せずに、ヘッダ情報だけで判断すれば、通信時間やディスク容量の節約にもなります。

使用するソフトはいくつか変遷してきました。

まず、MailWasher
自作のルールに加え、ネット上のブラックリスト情報もつかって、判断します。
一覧表示からの、メール冒頭プレビューなど、操作性はよかったのですが、英語版で日本語表示に難があったのと、そもそもシェアウェアで、旧版は試用制限なしだったのが、バージョンが上がった際に、未登録の試用ではマルチアカウントに対応しなくなってしまったので、乗り換えを考えました。

次に国産のフリーウェア、Spam Mail Killer
これはお勧め。かなり柔軟にルールを作れます。
自分は凝り性なので、さらなるSPAM撃退精度の向上を目指して、判定ルールの編集に明け暮れがち。最近このいたちごっこの作業に疲れてきました。

そして、最近話題のベイズ理論推定によるPOPFileを試し始めました。初めは誤判定しますが、学習機能があり、使うほど判定精度が上がってゆくとのこと。これが安定して動くようになれば、SPAM対策が手間いらずになります。

--------------------
3月5日追記
POPFileを使い始めて一週間。この間、(1)段階で拒否したSPAM数は不明。(2)段階のprocmailで拒否したSPAMは約100通。そこを抜けたメールと他プロバイダからのメールが合わせて330通。これらが(3)段階のPOPFileに入り、学習されました。このうち、SPAMは24通。SPAM/非SPAMの判定精度は約95%に達しました。

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研究室のサーバー故障

3月5日に研究室のサーバーが故障してしまいました。
その夜は雷雨で、当時在室していた学生の目撃証言によると、近くに落雷があった瞬間、サーバーの電源が落ちたとのこと。電灯が一瞬暗くなったとのことなので瞬断があったのでしょう。しかしサーバーにはUPSが装備してあるので、その程度では落ちないはず。それにUPSの無い、他のパソコンは無事だったそうだし。

で、そのサーバーは、SunのUltra30というUNIXマシンで、
研究室のWWW
・研究室のグループウェア(desknet's
・研究上のメーリングリスト
などを行っていたので、結構なダメージです。

内蔵HDDのファイルは無事のようですが、ブートブロックか何かがやられたようで、システムが起動しません。
そのうえ、HDDの回転にかすかな異音が感じられるので、このまま再インストールするより、交換したほうがよさそうです。現在HDDを発注ずみで、納期は3週間(!!)ほどの予定。
(Sun用のSCSIディスクだから、即納とはいかないのです)

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